2017年度春学期の京都情報大学院大学(KCGI)学位授与式と京都コンピュータ学院(KCG)卒業式が9月15日(金),KCGI京都駅前サテライト大ホールで挙行されました。たくさんの技術と知識を身につけた卒業生・修了生たちは,思い出を胸に第一線の舞台へと巣立っていきました。
KCGIの茨木俊秀学長が修了生代表に「情報技術修士(専門職)」の学位記を,KCG卒業生代表には寺下陽一京都駅前校校長が卒業証書と学位記を授与。この後,優れた学業・研究成果を残した最優秀賞と優秀賞,最優秀プロジェクト賞に選ばれたKCGIの修了生に表彰状と記念品が授与されました。最優秀賞,最優秀プロジェクト賞とも,社会人学生の山中勇矢さんが受賞しました。
この後,長谷川亘KCGグループ統括理事長が式辞を述べ「世界情勢が目まぐるしく変化し,混沌とする中,みなさんが本学で修得した技術・知識は未来を切り拓くうえでの確かな力となります。技術者の人材不足が深刻であると言われ続けています。現状に甘んじることなく,常に自らのスキルを向上させる努力を継続していただきたい」と激励。「みなさんは世界レベルのICT業界で最大といえる『KCGファミリー』の一員として,ともに成長し発展していけるよう努めてください」と話しました。
茨木学長は新しい技術の代表としてビッグデータ,IoT(Internet of Things,もののインターネット),AI(人工知能)があるとしたうえで「みなさんは卒業後ICTに関連する仕事に就き活動するわけですから,ICT社会の未来を知るだけでなく,それをつくり出す作業に参加することができるのです。それぞれ得意な分野で,豊かで,便利で,安心して暮らせる社会が実現されるよう努力して下さい。その中で次々と生まれるに違いないチャンスを見逃さないで,積極的にチャレンジされるよう心から願っています」と語り掛けました。
続いて,卒業生・修了生を代表してKCGI応用情報技術研究科ウェブビジネス技術専攻のナイリ アブダラさん(チュニジア共和国出身,国費留学生)が「日本が,京都が,KCGIグループが私を温かく迎え入れてくれ,『おもてなし』の心を学ぶことができました。KCGIの先生方の仕事ぶりを見て,チームで働くのに最善の方法は,チームは家族だと思うことが大事だと感じました。先生や友人ら全員に支えられて修了できたことをうれしく思います」と英語で卒業の辞を述べました。(卒業の辞 全文PDF)ナイリさんはこの日同じく学位授与式を迎えたKCGIの同級生である中国人留学生と結婚したというエピソードもあります。
最後に出席者全員で「蛍の光」を斉唱しました。式後はリーガロイヤルホテル京都で,修了生と卒業生を囲んだ祝賀会が開催されました。
卒業生・修了生のみなさん,おめでとうございます。今後のご活躍を心よりお祈りいたしております。