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ITが彩る優美な「MUΣA Live Show」が開催されました

CG投影が生み出す立体的な映像空間で熱唱するニッツァ・メラスさん
CG投影が生み出す立体的な映像空間で熱唱するニッツァ・メラスさん

京都情報大学院大学(KCGI)の教授で,国際的なエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリストとしても活躍するニッツァ・メラスさんがKCGIの学生とともにつくり上げた「MUΣA Live Show」が,2019年10月29日,京都コンピュータ学院 京都駅前校・京都情報大学院大学 京都駅前サテライト6階大ホールで開かれ,多くの学生と招待客の方々が,優美な視覚効果に彩られたショーを楽しみました。ニッツァさんの実弟でミュージシャンであるジョン・メラスさんがパフォーマンスに参加し,コンピュータで構築・制御した音楽を伴奏。数々のハリウッド映画のVFXを手がけたビジュアル・アーティストで,KCGI准教授のキリル・コシックさんが手がけた,最新ICTを駆使した3DCGの映像によるリアル・タイムのインタラクティブな演出のもと,ニッツァさんらが新曲を披露しました。

ショーの見どころは,ステージ上の演技とCG映像とのコラボレーションです。ホール正面のスクリーンに加え,白布で覆われた左右の壁にも,3台のプロジェクターから投影された,観客を取り囲む立体的な映像空間が出現しました。学生の身体動作をAIに学習させ,キリルさんが制作した海中や宇宙空間,寺院などをイメージしたCGを背景に,学生の身体の動きとシンクロした鷹のCGや,特殊なアプリによって観客数名が手に持つスマートフォンの動きと連動した蝶のCGがスクリーン中を飛び回る中,ニッツァさんらによる華麗なショーが展開されました。

文化教養行事である今回のショーは今年,KCGIで開講された集中講義「舞台芸術とIT」の集大成として企画されました。学生の知性・感性を養うことを目的に開催している一流のアーティストによる音楽会・コンサートや伝統芸能鑑賞行事の一環です。学生たちは授業を通じて最新のコンピュータミュージックの機器などに触れ,ショーの準備や演出に取り組みました。ニッツァさんから指導を受けながらリハーサルを何度も繰り返したほか,ホール内の設営も担いました。

集中講義「舞台芸術とIT」は,ニッツァさんとキリルさんを中心とした指導のもと,ITを駆使する舞台演出に精通した人材を育成する実践的な授業です。学生はショーを構成する個別の技能を学習するのはもちろん,「MUΣA Live Show」の企画と演出に参加することで,学んだ知識とスキルを実地に応用する総合的な学習体験も積むことができます。

学生の身体の動きとシンクロした鷹のCG
学生の身体の動きとシンクロした鷹のCG
幻想的な満月と東寺五重塔のイメージ
幻想的な満月と東寺五重塔のイメージ
終演後,あいさつするニッツァさん,キリルさん,ジョンさんら
終演後,あいさつするニッツァさん,キリルさん,ジョンさんら

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