2012年4月に実施された経済産業省認定の情報処理技術者試験で難関・高度試験(スキルレベル4)のひとつ「プロジェクトマネージャ(PM)試験」に,KCGIの奥田茂人さん(2011年4月入学,KCGメディア情報学科卒)が合格しました。奥田さんは「社会人時代の経験と合わせ,KCGIに入学後に論文の書き方を徹底的に学び,執筆を繰り返したことが合格につながったと思います。今後は実践に挑みたい」と話しています。
情報処理技術者試験のレベル4には9つの専門分野試験があります。一般的に,分析力と知識が問われる「スペシャリスト系」試験に対し,「プロジェクトマネージャ試験」は「論文系」の試験といわれ,試験では,あるプロジェクトで起きた問題を解決する方策などを2時間で約3500文字にまとめるといった設題が出されます。奥田さんはKCGI入学後,情報システム学会日本支部(NAIS:KCGI内に事務局)の論文集「NAIS Journal」に投稿するなど論文作成能力を高め,初めての挑戦にして,見事合格を勝ち取りました。
奥田さんはKCG卒業後,社会に出て約8年半,プログラマとして活躍。「キャリアアップを図りたい」との思いから仕事をやめ,KCGIに入学しました。奥田さんは「社会人時代に,いくつかのプロジェクトに参画してきましたが,事業全体を動かすマネージャの仕事にあこがれていました。試験に合格し自信がついたので,今後は電子書籍に関するプロジェクトや,コンサルタント業務などに挑戦していきたい」と抱負を語っています。
奥田 茂人さん