2015年1月15日(木)の「情報倫理特論」の授業において,京都府警サイバー犯罪対策課の近藤勇二様にご講義いただきました。「情報倫理特論」は,高度情報化社会特有の倫理的な課題について論じる,数名の教員によるオムニバス形式の科目ですが,近藤様にはサイバー犯罪の現状について,実際に取り締まる立場から語っていただきました。多くの大学がある京都では,日本の法律を知らない留学生がネットバンクの不正送金などに関わってしまうというような事案が多発しています。京都府警では,留学生をサイバー犯罪に巻き込まれることから守るために,防犯用パンフレットや電子紙芝居を作成して啓蒙活動を展開,本学の留学生たちは翻訳や吹き替えなどにおいて協力をしています。今回の講義は,そうした協力関係に基づき実現しました。