本学では,これまで高校教員を支援するセミナーなどを実施してまいりました。その実績を踏まえて,本年度も,独立行政法人科学技術振興機構(JST)の理数系教員指導力向上研修事業として,昨年度に引き続いて以下のプログラムが採択されました。つきましては下記のとおり,「情報」授業支援セミナーを開催いたします。奮ってご参加ください。関心のある先生方にお知らせいただけますと幸いです。
- 名称
- 「モデル化とシミュレーション」および「マルチメディア活用」の研修 第6回
- (独)科学技術振興機構(JST) SPP/理数系教員指導力向上研修事業
- 「モデル化とシミュレーション」および「マルチメディア活用」に関する指導力向上研修
- 整理番号KD094003
- 日時
- 2009年10月25日(日)
14:00~18:00(受付13:00開始) - 会場
- 京都情報大学院大学 京都駅前サテライト
- 主催
- 京都情報大学院大学
- 対象
- 高等学校の理数系・情報教員など
- 定員
- 40名(先着順)
- 参加費
- 無料
- 内容
- (1)カオスと予測可能性
- 講師:京都大学大学院 人間・環境学研究科 教授 酒井敏 氏
- 要旨:地球環境変化などの予測をするのに,コンピュータシミュレーションは有効な手段のひとつです。しかし,その前提であるモデルを確立していないと単なる計算の練習になってしまうことがあります。モデルを確立するためにはより実測を重視する必要があります。
わずかな初期状態の違いで全く異なる結果になり,何が起こるか予測不能なカオスの例をいくつかご紹介します。 - (2)ドリトルを用いたマルチメディアネットワークプログラミング
- 講師:京都情報大学院大学 教授 内藤昭三
- 要旨:平成25年度からの新学習指導要領の教科「情報」の「情報の科学」では,ネットワークの仕組みに関する理解を核に据えています。そこで,昨年に引き続き今回は,日本語プログラミング言語「ドリトル」でネットワークプログラミングの例としてチャットシステムを作成します。
ネットワークの仕組みを現行の教科書での解説と対比させながら,OSI参照モデルやIPアドレスなどを説明し,チャットシステムを実習形式で作成します。
チャットシステムの作成は,これまで本学や高等学校での「情報」授業で大変人気が高く,また「ドリトル」で作成しますので,驚くほど簡単です。 - 【参考文献】
- 兼宗進,久野靖「ドリトルで学ぶプログラミング」(イーテキスト,2007年)特にPart5
なお,本書はamazonでご購入いただけません。
- 後援
- 京都府教育委員会
- 京都市教育委員会
- 大阪府教育委員会
- 大阪府
- 大阪市教育委員会
- 兵庫県教育委員会
- 兵庫県神戸市教育委員会
- 滋賀県教育委員会
- 奈良県教育委員会(予定)
- 和歌山県教育委員会