京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG),京都自動車専門学校(KCGM)の2019年度春学期学位授与式・卒業式が9月13日(金),KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで挙行されました。現代社会の根幹を支えるITや自動車整備における最新の知識・技術を修得した修了生・卒業生たちは,自信にあふれる笑顔とともに学び舎を巣立ちました。みなさん,誠におめでとうございます。それぞれの舞台でのご活躍を心からお祈りいたします。
KCGIの茨木俊秀学長が修了生代表に「情報技術修士(専門職)」の学位記を,KCGの卒業生代表には寺下陽一京都駅前校校長,KCGM卒業生代表には手塚正義校長が,それぞれ卒業証書・称号授与書を授与しました。続いて優れた学業・研究成果を残した最優秀賞と優秀賞に選ばれたKCGI修了生に表彰状と記念品が贈られました。
式辞でKCGグループの長谷川亘統括理事長は,東京オリンピック・パラリンピックなど華々しい話の一方で,貿易摩擦などの問題が山積する現状を指摘。「私たちが,混沌とした先行きの不透明な時代を生き抜くうえで大切にしなければいけないことは,いついかなるときも,自らの人生をしっかり支えることのできる知識・技術を身につけることです。IT分野は,目まぐるしく進歩を続けています。本学で基礎をしっかりと学ばれたみなさんであれば,時代の進歩・変化に即応していくことができるものと信じています」と激励しました。そして「みなさんは,4万人を超える卒業生・修了生による『KCGファミリー』ともいうべき人的ネットワークの一人ひとりです。このつながりを大切にし,協力し,助け合いながら,みなさんの人生を豊かなものにしていただきたいと思います」とはなむけの言葉を贈りました。
続く式辞で茨木学長は,AI(人工知能)とディープラーニング(深層学習)を取り上げ説明。「みなさんが卒業後かかわることになるICTは,我々の生活を便利で豊かなものにできるという面と,使い方を誤ると大きな弊害を生むという,二つの側面を持っています。そのことを十分理解し,ご自分が持つ健全な常識を働かせて,何をなすべきかを考えてください。今後,みなさんの活動の中で次々と生まれるに違いないチャンスを見逃さずに,積極的にチャレンジされるよう,心から願っています」と期待の言葉を述べました。
卒業生・修了生を代表してKCGI応用情報技術研究科ウェブビジネス技術専攻の河村さんが卒業の辞を述べました。河村さんは京都大学経済学部を卒業し,銀行勤務を経験した後KCGIに進みました。修了に際し,優秀賞にも輝いています。河村さんは感謝の言葉を述べたうえで,「学校の枠に収まらない様々なチャレンジにもご助言・ご助力を頂き,入学当初の目標である『キャリアアップ』を超える成果を得ることができました。教育研究環境に恵まれた本学で学んだ知識・培った能力をそれぞれの分野で存分に発揮し,新しい未来の創造に貢献できるよう,精進してまいりたいと思います」と誓いました。
最後に出席者全員で「蛍の光」を斉唱しました。式の後にはリーガロイヤルホテル京都で,祝賀会が開催されました。