京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG),京都自動車専門学校(KCGM)の2014年度入学式が4月6日(日),KCG京都駅前校で,KCGIの各サテライトを結んで挙行されました。KCGグループに加わったKCGMとは初めての合同入学式です。KCG情報処理科に2014年度新設したIT声優コースの新入生も出席しました。式で新入生代表は「私たちは,それぞれが描いた未来へと向かって,努力を惜しまず進む覚悟です」との力強い宣誓がありました。
KCGIの入学定員を2014年度より210名(従来は160名)に増やしたこともあって主会場の京都情報大学院大学 京都駅前サテライト大ホールは新入生や保護者,関係者らであふれ,ホワイエや教室も会場として活用されました。
日本最初のコンピュータ教育機関として1963年に創立したKCGグループの,今日までの歩みを紹介するビデオを見た後,長谷川亘 KCGグループ統括理事長が式辞。東京サテライト(港区元麻布3丁目),札幌サテライト(札幌市中央区大通西5丁目)も合わせた新入生たちを心から歓迎する言葉を述べた後,「KCGグループは,伝統と実績を守りながら,新しい分野についても果敢に開拓しようとしています。より一層皆さんの誇りに思っていただける学校になるべく,今後も新しい可能性を模索し,挑戦を続けていきます。皆さん一人ひとりは,もう既に本学の一員です。どうか,本学で学んでいこうと決意された自分自身に誇りを持って,学生生活を有意義に過ごしてください」と激励しました。また,2013年に創立50周年を迎えたことや,今後の取り組みについて東京,札幌サテライトに続く国内外での海外教育拠点の開設構想があること,KCGIが地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」の管理運営事業者として2014年度から同ドメインを運営していくことなどを紹介しました。
続いて,茨木俊秀KCGI学長は10兆桁に及ぶ円周率の計算やチェス,将棋などで人間に勝利することなどを例に挙げてコンピュータの圧倒的な力を強調しながらも,これらのコンピュータのプログラミングを書くのはあくまで人間であると指摘。「ICT(情報と通信の技術)を学び,獲得した知識を活かして新しいことにチャレンジしてください。ただ,コンピュータは大変強力で便利なものですが,あくまでも道具。コンピュータに使われるのではなく,使いこなしてほしい」と式辞を述べました。
これを受け,新入生代表の塩谷大樹さん(情報学科,奈良県立郡山高等学校出身)が,「現在,情報技術の発達は世界規模ですが,情報技術を不正に利用した事件が報じられる回数も日を追うごとに増えています。情報処理技術者には,情報技術をいかに便利で快適,そして安心して利用できる社会にするか,という課題が与えられていると考えます。私たちは本学において,先生方や先輩方から専門知識や技術だけでなく豊かな人間性を学び,幅広い視野を持つために協力して支え合える多くの仲間を作りながら,自らの行動に責任を持ち,日々成長していきたいです」と宣誓しました。
この後,オリエンテーションや保護者懇談会などがあり,学生たちはKCGファミリーの一員として新たな一歩を踏み出しました。
皆さん,ご入学おめでとうございます。皆さんのご活躍を応援しています。