今回JICA研修で来校したパプアニューギニア教育省の研修員のみなさん
6月6日(木),7日(金)にパプアニューギニア独立国から2週間のJICA研修「メディアを活用した遠隔教育普及・組織強化プロジェクト教育メディア・ICTを活用した遠隔教育による教育の質と量の改善の推進研修」の一環として,教育省高官らの8名の研修員が京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校に来校しました。
一行は,KCGで過去に使用していたコンピュータ機器を保管・管理しているKCG資料館(分散コンピュータ博物館第一号認定)やKCGの教育設備を見学。その後1日半にわたり,植田浩司京都情報大学院大学(KCGI)准教授から,本学の学習システムKING-LMSを実際に使用したり,KCGI百万遍キャンパスとPolycomシステムを使ってインターネットを使用した遠隔教育を体験しました。
パプアニューギニアでは現在,テレビを使った遠隔教育が行われていますが,近い将来,ICTを用いた遠隔教育の導入が予想されます。パプアニューギニア全ての教育機関にインターネット回線が引かれるにはまだ時間がかかりますが,教育行政に携わる今回の研修員のみなさんが,KCGの教育システムをモデルにICTを用いた遠隔教育を導入する日も遠い未来ではないことでしょう。
パプアニューギニア教育省マダコ・スワリ氏からプレゼントを寄贈される寺下KCGI副学長・KCG京都駅前校校長
パプアニューギニアの遠隔教育(テレビ)のモデル教師をしているサロメ・イリマ氏がKCGのeラーニングシステムを使用しデモ授業を行った
KCGのeラーニングスタジオで研修員に操作を指導する植田KCGI准教授