2015年11月1日は,京都情報大学院大学(KCGI)の12回目の創立記念日です。これに先立ち10月30日,京都情報大学院大学 京都駅前サテライト大ホールで記念式典が開かれ,学生や教職員一同で祝うとともに,これからのさらなる飛躍を誓いました。
式典では,はじめにKCGI副学長の英保茂教授が「KCGIは開学宣言をした2003年11月1日を創立記念日と定めています」と紹介し,講義が開講した翌2004年4月当時のことや,これからの歩み,将来に向けた展望などについて話しました。引き続き,地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」の管理運営を担うKCGIサイバー京都研究所の所長も務める木戸出正継KCGI教授が「CV(コンピュータ ビジョン)の今・昔そして夢」-.kyotoからの発信-と題して講演しました。木戸出教授は最近のIT関連のトピックスを紹介したうえで聴講した学生たちに対し,常にアンテナを高くして最新のIT情報をキャッチすること,それら新しいことに興味を持つこと,分からない用語などは後回しにせずすぐに調べるようにすること-などを呼び掛けました。
KCGIは,1963年5月1日に創立した日本最初のコンピュータ教育機関であるKCGのパイオニアスピリットを受け継ぎ,日本最初のIT専門職大学院として開学しました。応用情報技術研究科 ウェブビジネス技術専攻を置き,修了するとIT応用分野の最高学位である情報技術修士(専門職)が得られます。京都本校のほか京都駅前・札幌・東京にサテライトを設置。学問分野では,既存のウェブビジネス技術コース,ウェブシステム開発コース,コンテンツビジネスコースに,2016年度からは応用情報ビジネスコース(医療IT,農業IT,海洋ITなど)が加わります。また,入学定員は開学当初の80名(総定員160名)から,210名(同420名)に増員しています。これまでに,経営とITの知識と技術を併せ持った優秀な人材を,国内やアジアをはじめ世界のIT業界に輩出してきました。