KCGIと京都コンピュータ学院(KCG)は5月24日,中国・瀋陽職業技術学院(遼寧省瀋陽市)との間で,学生の交流による教育の充実などを目指す「合作教育提携」を締結し調印しました。瀋陽職業技術学院の王強院長をはじめとする5名がKCG京都駅前校を訪れ,新館で開かれた調印式で,王院長と長谷川亘KCGI・KCG統括理事が協定書にサインしました。
調印式に先立ち,瀋陽職業技術学院の一行はeラーニングスタジオなど最新の教育設備を見学,長谷川統括理事らと会談しました。王院長は「提携により,双方の教育がより前進することを期待しています」と話されました。
瀋陽職業技術学院は,遼寧省政府より許可された「総合性普通高等職業技術学院」です。今回の提携内容は▽瀋陽職業技術学院本科(4年課程)の4年生を京都情報大学院大学(KCGI)へ留学させる▽ 瀋陽職業技術学院・ソフトウェア学院(3年課程)はKCGと提携し,「瀋陽2年+KCG2年」または「瀋陽3年+KCG2年」の教育共同プログラムを組む−というのが主な内容です。
世界に通用する技術教育と人材育成を希望した瀋陽職業技術学院側から提携の依頼があり,創立以来,グローバルな教育ネットワークの構築に積極的に取り組んでいる本学は快く受け入れました。
【瀋陽職業技術学院】
コンピュータなどの高い技術を持った職業人や教員などの育成を目的とする学校で,大学に当たる4年課程の「本科」と,ソフトウェア学院など日本の専修学校に当たる「専科」「大専」(3年課程)がある。在学生は約10000人。専任教員は475名で,うち企業での実務経験者が40%を占める。国際交流に積極的で,イギリスやシンガポール,韓国,日本などの国々の高等職業教育機関・学校と交流,数百名の学生が海外で留学や就職をしている。