全国的に金環日食の話題で沸いた5月21日(月),京都情報大学院大学(KCGI)百万遍校舎屋上でも観測会が開かれました。
観測会には早朝から,京都コンピュータ学院(KCG)天文同好会のメンバーをはじめ,この日を待ちかねた学生や教職員が続々と集結,その数は約30人に達しました。それぞれに日食メガネを目に当て,欠けはじめた太陽を見て歓声をあげました。
当初曇りがちで心配された天候も,金環食が始まる時間が近づくにつれ,太陽の周囲から雲が消え,理想的な観測日和となりました。辺りは夕方のように薄暗くなり,人影が二重にぶれたり,シャツの穴を通した光が三日月状の形になるなど,ふだんは見られない不思議な現象が見られました。
7時半ごろに金環食が始まると,参加者はメガネを目に押し当てて食い入るように眺めたり,ため息をついたりと,宇宙の神秘に酔いしれていました。
日食メガネを当てて観測する参加者
シャツの穴を通した光が三日月状に。日食の神秘