京都情報大学院大学(KCGI)教授などが中心となった科学研究費基盤研究プロジェクトチームは,これから世界的な普及がますます期待されるeラーニングとMOOC(Massive Open Online Courses)に関して国際的な研究を推進するために,韓国・国立済州大学校e-learning支援センターおよび「スマートグリードと清浄エネルギー融複合産業人材育成事業団」(韓国)と,「日韓e-learning,MOOCコンテンツ共同研究に関する合議書」を5月17日に取り交わしました。
この研究は,岡本敏雄KCGI教授が中心となって2016年度から開始した,日本国科学研究費助成事業による研究プロジェクト「国際化を考慮した社会的ネットワーキング指向の次世代eラーニング基盤の開発」(科学研究費基盤研究(B) 16H03087)の補助を受けて行われるもので,KCGIからは高弘昇教授,作花一志教授,江見圭司准教授が参加するほか,信州大学・静岡産業大学・大阪学院大学の教員も加わっています。
KCGI中心の研究プロジェクトチームは今後,韓国の大学・事業団と共同で,国際化を前提にしたeラーニングとMOOCコンテンツの研究を進めるために,三者間の交流プログラムの開発と運営,遠隔での共同研究を促進するための「実時間映像システム」の構築,年1回の共同ワークショップの開催,e-learningとMOOCコンテンツの相互交流などを進めていきます。
KCGIでは近年のオンライン教育の普及・国際化の流れを受けて,2017年4月にメディアコラボレーションコースを新設し,コミュニケーションシステムプログラムと教育メディアプログラムを整えました。このコースでは現場の第一線で活躍するKCGI教員から,多様化するメディアや表現テクノロジー,最適なTV会議のシステム設計,eラーニング環境の構築,教育コンテンツの開発などについて実践的に学ぶことができます。