KCGIとKCGによる,ベトナム社会主義共和国のデータベース運用当局職員に対する研修が8月21日,KCG京都駅前校で始まりました。25日までの5日間の日程で,データベースシステムのインストールから運用管理までの研修を実施します。
訪れたのは,グェン・シュアン・トゥイさん,ヴ・ティ・ミン・トラムさん,ルング・ホアン・トゥングさんの3名で,いずれも同国の環境保護総局情報技術センターおよび環境保護総局環境モニタリングセンターの職員です。研修に先立ち一行は,KCG京都駅前校のKCG資料館や京都情報大学院大学 京都駅前サテライト大ホール,最新の設備がそろった教室,日本唯一の自動車制御学科の実習室などを見学。その後,早速研修に入りました。
今回の研修は,日本の独立行政法人 国際協力機構(JICA)が同国で進める「国家生物多様性データベースシステム開発プロジェクト」(2011~2015年度)の一環です。本学の教員による▽Windows Serverの運用・管理▽各種データベースシステムに関する講義▽データベース構築実習▽データベース管理・運用に関する講義,実習-などを予定しています。
本学は,1963年創立以来の歴史を通じて積み上げてきた知識と技術を,全世界におけるコンピュータ教育の普及・充実という本学院の理念を具現化するために生かしていこうと,発展途上国へのコンピュータ寄贈,技術支援などのIDCE(海外コンピュータ教育支援活動)プロジェクトを展開しています。JICA研修の受け入れも,こうした本学の国際協力の一環で,これまでにモザンビーク共和国,ミャンマー連邦などからIT関連の研修員を受け入れた実績があります。
本学の教員によるデータベースシステムのインストールから運用管理までの研修を受けるベトナム研修員
研修に先立ちKCG資料館など京都駅前校の設備を見学しました
自動車制御学科の実習室では,興味津々の様子でした