関西地区大会で優勝したKCGIチーム「お助け老人ホーム」
2016年度 ETロボコン関西地区大会が9月19日,京都コンピュータ学院(KCG)で開かれ,京都情報大学院大学(KCGI)で学ぶ大橋悠記さん(リーダー),沼田周さん,それにKCGI修了生の鷲田晶一さんを中心とするチームが「イノベーター部門」で見事優勝しました。また,近畿経済産業局長賞も同時にいただくという栄誉にも恵まれました。KCGIのチームは,11月16日に横浜で開催されるチャンピオンシップ大会に出場します。
「お助け老人ホーム」のチーム名で参加したKCGIチームは,夜間の老人ホームを巡回するロボット「イーグル113」を企画・開発しました。「イーグル113」は人手が少なく,十分な見回りができない夜間帯に,指定されたルートに沿って廊下を巡回し,倒れている入所者を発見すると,職員のスマホに知らせるロボットです。一回の充電で約7時間稼働し,入所者に壊されるなどのトラブルが生じても,修理が容易などの利点もあり,アイディアやデザインが高く評価されました。「イノベーター部門」は自ら課題を設定し,それを解決する製品やサービスを企画・開発するイノベーター力を競います。
ETロボコンは,世界をリードするエンジニアの育成を目指して,若手から中級エンジニアがモデリングや製品・サービスの企画開発にチャレンジする機会を提供するという趣旨のもとで,2002年度から毎年開催されている全国規模のロボット・コンテストです。