2015年度の京都情報大学院大学(KCGI)学位授与式,京都コンピュータ学院(KCG)と京都日本語研修センター(KJLTC),および京都自動車専門学校(KCGM)の卒業式が2016年3月18日,京都情報大学院大学 京都駅前サテライト大ホールで挙行されました。IT人材の不足が叫ばれる中,KCGグループで共に学んできた仲間たちは,学生生活の思い出を胸に,技術と知識を携えて社会へと力強く羽ばたいていきました。
修了生・卒業生の皆さん,誠におめでとうございます。皆さんのご活躍を心よりお祈りしています。
式には保護者の方々も大勢訪れ,ホールを埋め尽くしました。はじめにKCGIの茨木俊秀学長が修了生に「情報技術修士(専門職)」の学位記を授与しました。KCG卒業生には洛北・鴨川・京都駅前校の各校長,KJLTC卒業生には鴨川校校長,KCGM卒業生には同校長がそれぞれ卒業証書を授与しました。この後,KCGI・KCG・KCGMの最優秀賞,優秀賞に選ばれた修了生・卒業生に表彰状と記念品が授与されました。
式辞でKCGグループの長谷川亘統括理事長は,修了生・卒業生に対し,直面するITに関連したトピックスとしてマイナンバー制と東京オリンピック・パラリンピックの2020年開催を挙げ「いずれもセキュリティ面,システム開発面で多くのIT人材を必要とし,国はこれらに多くの予算を投じています。しかし一方で,業界では人材不足が叫ばれています。今こそ皆さんの出番です」と激励。コンテンツビジネス関連や応用情報分野の新しい教育展開,「.kyoto」の管理運営開始などKCGグループの取り組みをあらためて紹介し「次なる100周年を目指す本学と,これから社会に出て活躍していく皆さんとがタッグを組んで,共に成長し,共に発展することができたらどんなに素晴らしいでしょう。ご健闘を心よりお祈りします」と,はなむけの言葉を送りました。
茨木学長はICT(情報通信技術)や人工知能の着実で早い進歩について触れたうえで「機械が持つ大きな能力をどのように利用し,どのような社会をつくっていくのかを決めるのは,これからICTの世界で活躍する皆さんです」とし「ビジネスチャンスがたくさん転がっている中,皆さんは働きがいのある時代に生きています。常にアンテナを張って,新しい可能性に積極的にチャレンジしてください。ご活躍を大いに期待しています」と激励しました。
続いて,卒業生・修了生を代表してKCG情報科学科の為永麻吏さんが卒業の辞を述べました。「本学での生活で私たちは、諸先生方、先輩方から、大いなる知恵を学びました。そして、かけがえのない多くの友人を得ることができ、共に学び、共に過ごした時間はとても有意義でした。特にプロジェクト演習ではグループワークによって技術を高めることができました」と振り返り「普段の学校生活や,コーラスグループに所属して11月祭やMUΣAプロジェクトに参加したことなどの経験は,未来の私を支えてくれる大切な宝物です。いくつもの困難は待ち構えているでしょうが,それぞれが使命を果たし,新たな道を歩んでいきます」と誓いました。最後に出席者全員で「蛍の光」を斉唱しました。
式典後は京都東急ホテルに会場を移し,祝賀会を開催しました。修了生・卒業生たちは,これまで喜びや苦労を共にした教職員らを交えて,思い出話に花を咲かせるとともに,これからの飛躍を誓い合いました。