京都情報大学院大学(KCGI)・京都コンピュータ学院(KCG)・京都自動車専門学校(KCGM)のKCGグループの長谷川亘統括理事長が会長を務める一般社団法人 全国地域情報産業団体連合会(ANIA)の長崎大会が11月9日,長崎市で開催され,全国から250名以上が参加しました。ANIAは,地域の情報通信産業の発展や情報通信インフラの整備を通して,未来の社会つくりを目指す組織で,全国22の団体,約2100社が加盟しています。本年度は,ANIAの母体となる組織が1987年に結成されてから30年になることから,ANIA30周年記念式典としても開催されました。
大会では最初に主催者を代表して,一般社団法人 長崎県情報産業協会の中野一英会長が「ICTで地方創成,ふたたび出島から!」と呼びかけてあいさつし,「地域の過疎化対策や活性化のカギを握るのはICTの活用であり、地域の団体の組織であるANIAの果たす役割はますます重要になってきています。そのためにはIT人材不足の解消など,解決すべき課題がANIAにはたくさんあります。全員で力を結集して,この問題を乗り越えましょう」と話しました。
次に,長谷川亘ANIA会長があいさつをし,「この30年間の間にコンピュータは急速に発展し,AI・ IoT・ビッグデータなどの登場によって,社会は大きく変貌しようとしています。このような時代にANIAは,各地域の会員・協会の意見・情報交換の場として活発に働くことで地域経済を促進し,ひいては国全体の情報産業の振興に貢献していきたい」と述べ,進展する情報化に対応してANIAが今後も積極的に活動を続けていく決意を表明しました。続いて,経済産業省 商務情報政策局 地域情報化人材育成推進室の藤岡伸嘉 室長と,総務省 情報流通行政局 地域情報化推進室の松田昇剛 室長が来賓としてあいさつし,ANIA30周年のお祝いと今後のさらなる活躍に大きな期待を表明しました。
大会後は懇親会に移り,長谷川統括理事長も加わって鏡開きが行われた後,長崎伝統の「竜踊」などのアトラクションが披露される中,会員同士が地域の情報産業の状況や今後の活動について活発に意見を交わして交流を深め,ANIAの次の30年間の発展を誓い合っていました。また,長崎市の田上富久 市長からのビデオメッセージも途中で流されました。
IT業界では人材不足が深刻化しつつあり,ANIAでもIT産業の成長に不可欠として,「高度なIT人材の育成」を今後の活動の主軸の一つに据えています。これまでも優秀なIT人材を送り出してきたKCGI・KCGは今後も,最先端のITを取り入れた教育による人材育成を通して,地域と国の情報産業の発展に寄与していきます。