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50周年記念CD発表と「.kyoto」運用開始を祝うコンサートを開催

KCGグループの創立50周年記念CDアルバム「MUΣA」の発表と,本学が管理運営事業者(レジストリ)を務める地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」(ドット京都)の運用開始を記念したコンサートが2014年10月10日,京都情報大学院大学 京都駅前サテライト大ホールで開催され,エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユCirque du Soleil」のメインボーカリストで,本学教授のニッツァ・メラスさんが「MUΣA」にしたためた歌を披露しました。コンサートは,学生たちが中心となって企画,演出し,ITによる舞台芸術創出を実現させました。この日は学外からも大勢の方が訪れ,ニッツァさんの澄み切った歌声や学生たちの若い感性による演出を堪能した様子でした。KCGグループはこのコンサートで,あらためて創立50周年を祝うとともに,次なる時代に向けてさらなる飛躍を誓いました。

披露したのは「Se Thelo」,「Cauda Pavonis」のほか,2013年6月1日に国立京都国際会館で開催された京都コンピュータ学院(KCG)創立50周年・京都情報大学院大学(KCGI)創立10周年創立記念式典のオープニングを飾った「Jupiter」など12曲。ドラムスはGeorge Nishigomiさん,キーボードは安部潤さん,ベースは川崎哲平さん,二胡・コーラスは野沢香苗さんが担当。途中,KCGの学生が作ったイメージ映像が映し出され,ハーモニーに花を添えました。この映像は,学生たちがニッツァさんとミーティングを重ね,「MUΣA」から2曲を選んで歌詞を翻訳し,イメージを議論してストーリーをつくり上げたうえ,演出,撮影,出演,大道具や小道具の製作,編集などすべてを学生自らが担当した力作です。コンサートの途中,学生の代表が制作のエピソードを披露しました。また,フィナーレでは学生のコーラスグループが加わり,コンサートはクライマックスに達しました。訪れた人はニッツァさんの歌に聞き入り,大きな拍手を送っていました。

コンサートの後は京都駅前校6階ラウンジでパーティーが開かれ,長谷川亘KCGグループ統括理事長がお越しいただいた方々にごあいさつを申しあげた後,京都大学情報環境機構長・学術情報メディアセンター教授の美濃導彦先生,京都府商工労働観光部ものづくり振興課長の森木隆浩様より祝辞をいただきました。この後,ニッツァさんや出演者を囲んで歓談。席上,ニッツァさんは「学生や教職員のみなさんとでつくり上げたコンサートです。私自身,とても幸せな時を過ごせました」と話しました。

ニッツァさんは,ボーカリストのほか,CMやゲームキャラクターの吹き替えとしても活躍しています。KCGのC学系(コンピュータサイエンス学系)の情報処理科に2014年度新設したIT声優コースの授業を担当。自らの活動の場でITが駆使されていることを紹介しながら発声法などを指導しています。同コースの学生のほか,他学科,KCGIの学生も受講し,歌やアニメのアフレコなどを通じて,音のデジタル処理に関する理解を深めてもらっています。

コンサート開催の趣旨のひとつである,本年度中に運用を開始する「.kyoto」は現在,優先登録プログラム「ファウンダーズプログラム」を京都府内の団体・企業に案内しています。「.kyoto」は,京都にゆかりのある方々のための,公益性・公共性を重視した高い信頼性を保持するドメインとして,「京都」ブランドの一層の向上を目指しています。今後,京都府などとの連携のもと,公的機関をはじめ府内の多くの企業や学校,個人の皆様に利用いただき,京都府の産業の活性化等,地域貢献につながるよう努めていきます。

ニッツァ・メラス (Nitza Melas http://www.nitzamusic.com/

多言語を操り,世界各地で聴衆を魅了してきたカナダ・モントリオール生まれのシンガーソングライター。各国でサーカスやミュージカルなどの公演を続けるエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリスト3人のうちのひとり。そのうち自らが作詞作曲した歌が,シルク・ドゥ・ソレイユのショーに採用されたのは,彼女のみで,事実上,同集団のトップ歌手といえる。レーベル(レコード会社)には属さず,歌,作詞作曲のみならず,グラフィックデザイン,プロモーション,販売まですべてをこなす。2013年より京都情報大学院大学・京都コンピュータ学院 教授。

KCGグループの創立50周年記念CDアルバム「MUΣA」の発表と,「.kyoto」の運用開始を記念したコンサートで熱唱するニッツァ・メラスさん
KCGグループの創立50周年記念CDアルバム「MUΣA」の発表と,「.kyoto」の運用開始を記念したコンサートで熱唱するニッツァ・メラスさん

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