京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG),京都自動車専門学校(KCGM)の2018年度秋の学位授与式・卒業式が9月14日(金),KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで挙行されました。最先端の技術と知識を修得した修了生・卒業生たちは,大きな希望とともにそれぞれの舞台へと巣立ちました。
KCGIの茨木俊秀学長が修了生代表に「情報技術修士(専門職)」の学位記を,KCGの卒業生代表には寺下陽一KCG京都駅前校校長が,KCGM卒業生には手塚正義校長が,卒業証書・称号授与書を授与しました。この後,優れた学業・研究成果を残した最優秀賞と優秀賞に選ばれたKCGIの修了生に表彰状と記念品が授与されました。最優秀賞はKCGI東京サテライトで社会人学生として学んだ応用情報技術研究科ウェブビジネス技術専攻の及川幸子さんが受賞しました。
式辞で長谷川亘KCGグループ統括理事長は,このところの地震・台風被害を踏まえ「ICT(情報通信技術)のさらなる活用により,自然災害のもたらす困難に対して一層適切に立ち向かうことができます」と指摘。「修得した知識・技術は,現代社会の根幹を支えるものであるため,みなさんに対する社会の期待も大きい。今こそみなさんの活躍の時です。本学で学んだことを基礎として,現状に甘んじることなく,常に自らのスキルを向上させる努力を継続し,よりよい社会の実現に向けて貢献していただきたい」と激励しました。また「みなさんが社会に出ると,各業界で活躍している本学KCGグループの先輩と出会う機会があると思います。そのとき,『自分は後輩です』と自信を持って名乗り,よきネットワークを築いてください」と述べました。
続いて茨木学長は,人口問題を例に挙げ「これから船出しようとしている社会には,まだ解決されていない大切な問題が山積していることを,改めて認識していただきたい」と要望。そして「ICTの持つ大きな力をしっかりと理解したうえで,われわれが生活する社会を少しでも住みやすいものに変えるよう努力してください。その中で次々と生まれるに違いないチャンスを見逃さずに,積極的にチャレンジされるよう心から願っています」とエールを送りました。
続いて,卒業生・修了生を代表してKCGI応用情報技術研究科ウェブビジネス技術専攻の趙梓璇さんが卒業の辞を述べました。「心配や不安をかかえて日本に来たが,先生や先輩,友人のアドバイス,励ましがあり,いつでも見守ってくれた。(今後)自らの課題を解決していく力は今以上に求められる。日本,祖国,新しい未来のために精進していきます」と,力強く語りました。
最後に出席者全員で「蛍の光」を斉唱しました。式の後には京都東急ホテルで,卒業生と修了生を囲んだ祝賀会が開催されました。
卒業生・修了生のみなさん,おめでとうございます。これからのご活躍を心よりお祈りしております。