2016年度の京都情報大学院大学(KCGI)学位授与式,京都コンピュータ学院(KCG)と京都日本語研修センター(KJLTC),および京都自動車専門学校(KCGM)の卒業式が2017年3月18日,京都情報大学院大学 京都駅前サテライト大ホールで挙行されました。IT人材の不足が叫ばれる中,KCGグループでともに学んできた仲間たちは,学生生活の思い出を胸に,技術と知識を携えて社会へと力強く羽ばたいていきました。修了生・卒業生のみなさん,誠におめでとうございます。みなさんのご活躍を心よりお祈りしています。
式には保護者の方々も大勢訪れ,ホールを埋め尽くしました。はじめにKCGIの茨木俊秀学長が修了生に「情報技術修士(専門職)」の学位記を授与,KCGの卒業生には洛北・鴨川・京都駅前校の各校長,KJLTC卒業生には鴨川校校長,KCGM卒業生には同校長がそれぞれ卒業証書と学位記を授与しました。この後,KCGI・KCG・KCGMの最優秀賞,優秀賞に選ばれた修了生・卒業生に表彰状と記念品が授与されました。
式辞でKCGグループの長谷川亘統括理事長は,修了生・卒業生に対し「皆さんが本学で修得した技術・知識は,未来を切り拓くうえでの確かな力になります」と強調。4万人を超える卒業生・修了生による人的ネットワーク「KCGファミリー」が今後のビジネスや人生に必ず役立つとし「これからもよきネットワークを築き,広げながら,社会をけん引するリーダーとして活躍されることを心より願っています」と,はなむけの言葉を送りました。
茨木学長はこの30年近くの間にICT(情報通信技術)がわれわれの生活を大きく変えてきたとし「今後もIoT(モノのインターネット),AI(人工知能)をはじめ,さらに新しい技術が登場し,今から30年後の社会がどのようになっているかを想像することが難しいほどです。このような中,チャンスを逃さず常にアンテナを張り,積極的にチャレンジしてください」と激励しました。
続いて,卒業生・修了生を代表し,文系大学を卒業後に地銀に入行,その後KCG情報処理科で学んだ安見亜希子さんが卒業の辞を述べました。「自分はコンピュータの知識も技術もなく入学当初は不安でしたが,諸先生方の懇切丁寧なご指導で無事この日を迎えることができました。フレッシュマンキャンプなどの学校行事で学生同士,横のつながりができたことも大切な思い出です」と振り返り「KCGでの学生生活を人生の財産とし,パイオニア精神を忘れず,豊かな社会づくりに少しでも役立てるよう努力していきます」と誓いました。最後に出席者全員で「蛍の光」を斉唱しました。
式典後はリーガロイヤルホテル京都に会場を移し,祝賀会を開催しました。修了生・卒業生たちは,これまで喜びや苦労を共にした教職員らを交えて,思い出話に花を咲かせるとともに,これからの飛躍を誓い合いました。抽選会などのイベントで盛り上がり,学生最後の一日を笑顔で終えました。