京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)が大手ITサービスの日本ユニシス株式会社総合技術研究所と共同で開設した「未来環境ラボ」は2018年11月17日(土),KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校新館にて,IoT(Internet of Things)開発に向けた最先端の環境や手法を追求するコミュニティ,「IoTあるじゃん(ALGYAN)」を招いたセミナーを開催しました。学生の参加もあり,最も注目されるサービスのひとつ「Azure Sphere」についての知識を深めました。
登壇して頂いたのは「Azure Sphere」を市場に投入した日本マイクロソフト株式会社のシニアソフトウエアエンジニア・太田寛さんと,IoTデバイス「MT3620開発キット」の販売を手掛けるSeeed株式会社の松岡貴志さん。両名とも,「日本から世界へ,明るく楽しくIoYT(Internet of Your Things)を広めよう!」との趣旨で活動しているコミュニティ「IoTあるじゃん(ALGYAN)」のメンバーです。
冒頭,「未来環境ラボ」の坂本チーフリサーチャーがラボの活動について紹介しました。引き続き太田さんが「Secureなデバイスを構築するための最新テクノロジー Microsoft Azure Sphere登場」と題し講演。コネクテッドデバイスによるメリット,抱えるリスクについて触れた後,マイクロソフト社が開発したLinuxディストリビューション,IoT端末用チップ,クラウド上のセキュリティサービスの3つから構成される「Azure Sphere」について紹介しました。松岡さんは「MT3620 Development Kitと開発方法」という演題で「Azure Sphere」の開発環境などについて説明しました。講演後は懇親会があり,参加者同士が交流を深めました。
KCGグループは,産学が連携して次代を担うIT人材を育成しようと2017年2月,日本ユニシス株式会社総合技術研究所と共同で創造的プロジェクト「未来環境ラボ」を学内に開設しました。未来のIT業界で活躍する学生たちが柔軟な発想・創造力を駆使しながら,IT企業の研究員とのさまざまな研究・学術の共同作業を重ねています。
【関西版】いよっ!IoTの真打ち解禁!Azure Sphere(スフィア)爆誕最速セミナー@京都情報大学院大学
https://algyan.connpass.com/event/104203/