入学者2割増,札幌サテライト開学式も
京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG)の2012年度入学式とKCGI札幌サテライト開学式が4月8日(日),京都情報大学院大学 京都駅前サテライトと札幌サテライト(札幌市中央区大通西5丁目11番地)を結んで挙行されました。札幌の教授からは「北海道,京都の学生と一緒に,ITについて学び合えることが楽しみ」とのメッセージが届き,新入生代表からは「技術と知識だけでなく人間性を学び,快適な情報化社会を形成する中心的な役割を担える人間になれるよう努力したい」との力強い宣誓がありました。
京都の入学式会場の京都情報大学院大学 京都駅前サテライト大ホールは,KCGの入学生が前年度より2割増えたこともあり新入生や保護者,関係者らであふれ,ホワイエや教室も会場として活用されました。一方,回線で結ばれた札幌サテライトには,北海道の学生第一号となる新入生,現地担当の教授,関係者が顔を揃えました。
はじめに長谷川亘KCGI・KCG統括理事長が式辞。札幌も合わせた新入生たちを心から歓迎する言葉を述べた後,「人間力を磨くためにも,学生生活の中でたくさんの友人をつくってほしい」と強調。「社会ではチームプレーが大事。KCGには長い歴史が築き上げてきた校友(卒業生)のネットワークがあります。皆さんはKCGで知識や技術だけでなく人間力を身につけ,今や人類社会のインフラといえるITの発展を担えるよう大きく成長してほしい」と激励しました。また,2013年には創立50周年を迎えること,札幌のほかにもサテライト開設構想があること,KCGIが地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」の管理運営事業者に決定したことなどを紹介しました。
続いて,茨木俊秀KCGI学長はITの3大英雄としてマイクロソフトのビル・ゲイツ氏,アップルのスティーブ・ジョブズ氏,Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏を挙げ「いずれも若いうちにビジネスに興味を示し,夢を見つけ,独力ではなく才能ある友人とともに努力を続けてきた共通点があります」と指摘。「ITは日々進化しています。追求するべきものは何なのか,新鮮な目で見つけてほしい」と式辞を述べました。
この後,札幌サテライトから中村真規KCGI教授(株式会社デジック 代表取締役)が祝辞。「ITの重要性は普遍。高度な技術・知識を身につけるとともに,ITプロフェッショナルの“ハート”を学んでほしい」と新入生にはなむけの言葉を贈りました。
これを受け,新入生代表の丸田結夏さん(情報処理科)が,「世界規模の情報化の進展は,人の生活をより便利にする半面,不正利用によりたくさんの苦しみをも生んでいます。KCGで多くの仲間をつくり,人間性を磨きながら,快適な社会づくりを支える情報技術者となれるよう,努力を続けていきます」と宣誓しました。
この後,オリエンテーションや保護者懇談会などがあり,学生たちはKCGファミリーの一員として新たな一歩を踏み出しました。
みなさん,ご入学おめでとうございます。