パプアニューギニア独立国が力を入れる遠隔教育を支援するためのJICAによる「パプアニューギニア教育の質と量の改善のための遠隔教育計画研修」の一環として,同国教育省高官ら8名が6月6日,7日の2日間,グループ校の京都コンピュータ学院京都駅前校を訪れ,インターネットを利用した教育の視察と研修を実施します。他の教育機関に先駆けてeラーニングシステムを導入し,多彩で充実した遠隔授業を開講するなど実績のあるKCGが,同国の取り組みを後押しします。
同国では,就学人口が増加する一方で教育機関や教員が不足しています。それを補うため,テレビなどを使った遠隔教育に力を入れています。
研修では,KCGのeラーニング専用スタジオ教室の見学や,eラーニングシステムを利用した遠隔教育の体験を行う予定です。
KCGは今年,創立50周年を迎え,6月1日には京都国際会館で創立50周年記念式典を挙行しました。式典には,同国の特命全権大使ガブリエル・ジョン・クレロ・ドゥサバ閣下も参列し,祝辞を述べていただきました。KCGは,長年にわたって取り組んでいる海外コンピュータ教育支援活動(IDCE)として,2009年に同国のゴロカ大学にコンピュータ53台を寄贈するとともにコンピュータ教育支援を実施しました。それが縁となり,記念式典への駐日大使の参加,そして今回の教育省高官のJICA研修実施へとつながりました。
パプアニューギニア国 教育省JICA研修
研修名 パプアニューギニア教育省高官「PNG教育の質と量の改善のための遠隔教育計画研修」
- エリアキン アペリス氏 チームリーダー・カリキュラムと標準担当第一事務次官補
Dr. Eliakim Apelis MPS – Team Leader, First Assistant Secretary, Curriculum and Standards - カミルス カナウ氏 標準・ガイダンス局総務部長
Mr. Camilus Kanau, Superintendent Oepration, Standards &Guidance Division - スティーブン フピゴ タンダレ氏 初等課カリキュラム課長
Mr. Steven Tandale, Principal Curriculum Officer, Curriculum Development & Assessment Division(CDAD) - マイケル メレ氏 教員教育局教員開発職員
Mr. Michael Mere, Teacher Development officer, Teacher Education Division - ネビル ウンドゥカ氏 パプアニューギニア教育研究所シニア講師
Mr. Neville Unduka, Senior Lecturer, Papua New Guiana Education Institute - グラン ベニー氏 国立教育メディアセンター テレビ番組ダイレクター
Mr. Glen Benny, TV Director, National Education Media Centre (NEMC) - アントニア マナハベ氏 国立教育メディアセンター メディアカリキュラム職員
Ms. Antonia Manahave, Media Curriculum Officer, NEMC - サロメ イリマ氏 モデル学校 モデル教師
Ms. Salomie Irima, Model Teacher, Model school