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2007年3月 コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジの学長就任式

2007年1月31日,私は,母校であるコロンビア大学ティーチャーズ・カレッジの第10代学長就任式に,京都情報大学院大学の代表者として招待されました。就任式の会場は,コロンビア大学のすぐ近くの,ハドソン川沿いにあるリバーサイド教会でした。この教会は,あのキング牧師が演説を行ったところとしても有名です。

コロンビア大学教育大学院の校舎。後ろに見える塔がリバーサイド教会。
コロンビア大学教育大学院の校舎。後ろに見える塔がリバーサイド教会。
 
リバーサイド教会
リバーサイド教会

さて,1887年にニューヨークに創立されたティーチャーズ・カレッジは,米国最大の私立教育大学院です。今回,第10代の学長に就任されたスーザン・H・ファーマン博士(Susan H. Fuhrman, Ph.D.)は,教育改革等に関する著名な教育学者で,博士号はティーチャーズ・カレッジから取得されました。

私は,京都情報大学院大学の黒色のアカデミックガウンを着て式に出席しましたが,周りを見渡すと,黒色だけでなく,赤,緑,青,水色といった明るい色彩のガウンも多く,誠にカラフルでした。また,その多数招かれた大学の代表者たちは,「創立年代順」に並ぶこととなっており,本学の代表として参加した私は,列のいちばん最後でした。列の前の方を占めていたのは,その創立が中世の時代にまで遡るという大学の代表者たちでした。深く長い歴史を持つ大学から見ると,開学してまだ丸3年しか経っていない本学は,まだまだ若い大学なのです。

教会の中で就任式

就任式は教会の大聖堂で行われました。世界各国の大学からの来賓の列を先頭に,コロンビア大学の理事,幹部の教授たち,そして学部ごとの旗を先頭に各学部の教授陣,スタッフが続き, 最後に新学長が入場します。そして,パイプオルガンと聖歌で開式となりました。前学長のアーサー・レビン博士をはじめ多くの先生方の祝辞が続いて,最後に新学長の就任演説となりました。このように荘厳なホールの中で格調高く進展する式典により,コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジの歴史と伝統の上に,またひとつ新しい時代が始まったわけです。

色とりどりのガウン

学長就任式にお招きいただいて,私はたいへん光栄に思いました。また,日本から招待されていたのが,京都情報大学院大学の私と,本学のグループ校,京都コンピュータ学院の代表者である長谷川靖子先生だけであったことにもたいへん驚いた次第です。

学長のメダルを胸にしたSusan H. Fuhrman博士

 

長谷川 亘