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京都情報大学院大学の特色

社会で役立つ実践的なスキルがしっかり身につく

産業界のニーズやITの進化に即応したカリキュラム設計

本学では,産業界のニーズに即した教育を進めるために,カリキュラムおよびコースデザイン,インストラクショナル・デザインを,組織内外の専門家のアドバイスを得て策定しています。また,IT(ICT)の急激な変化に即応するため,米国・ロチェスター工科大学との連携のもと,世界最新のIT教育カリキュラムの移入・共同開発を行っています。

徹底した実地・実践型カリキュラム構成

本学では,IT(ICT)とマネジメントのスキルを備えた人材を育成するために,IT系のみならず,経営・経済系などのビジネス関連科目も多く履修できるように配慮しています。修了年次には従来の大学院における修士論文に代わるものとしてマスタープロジェクトの企画・遂行を行い,キャリアを確立するための高度なスキルを修得します。

世界最先端の教育理論に基づく教育の展開

米国ではインターネットが普及し,オンラインの通信教育が登場した1990年代半ば以降,eラーニングと対面授業の教育効果の差異について多くの調査・研究がなされています。高いモチベーションを有する学習者にとっては,オンラインか対面かの違いはコミュニケーション手段の違いに過ぎず,教育効果は変わらないという研究結果が出ています。 本学教授の長谷川亘は,教育学分野の世界最高峰である米国のコロンビア大学大学院留学時,800人の学生を対象にしたeラーニング学科新設を検討するプロジェクトチームの数少ない一員に選ばれるなど,eラ ーニング実施に関する高度な研究に参加した経験を有しています。本学の教育はオンライン・対面を問わず,そうした世界最高度・最先端の教育理論に基づき設計・運営されています。

eラーニングと対面授業の併用による効果的な教育方式の採用

本学では,開学当初より最新のeラーニングシステムを導入し,その後開設された札幌・東京のサテライトや,海外諸大学と京都本校とを結んでリアルタイムなオンライン講義を実施してきました。オンライン授業に関する最先端の知見と長年の実績を有しており,また,それらの授業は従来の対面授業と同等の効果が得られるよう工夫されています。

現在は①教室内における従来の対面授業,②オンライン会議ツールやeラーニングシステムを活用した双方向のコミュニケーションが可能な同期(リアルタイムオンライン)授業,③担当教員が教室または遠隔で授業を行いつつ,学生は教室あるいは自宅などの教室以外の場所のいずれでも希望する受講場所を選択することができるハイブリッド授業, ④授業コンテンツを期間内に視聴して受講するオンデマンド形式の非同期授業の4つの形態を採用し,学生が場所やツールにとらわれることなく授業を受けられる体制を確立しています。

新型コロナウイルス感染の先行きが見通せない中,その対策に万全を期すために,国内の感染状況やワクチン接種の広がりなどの社会状況の推移を注視しながら,4つの授業形態を適切に選択・配分して,学生が安全に受講できる環境づくりに努めています。これまでも,そしてこれからも,各種感染症のパンデミックのような状況下でも,学生は自分の希望する授業形態を選んで,安全・安心に,しっかり学習を深めることができます。

IT(ICT)と経営,さらに各産業への実践的活用が学べる

情報系・経営系などの複数の専門領域にわたるプロフェッショナルズを育成

現代のビジネスシーンにおいては,ウェブ技術を基幹とするIT(ICT)スキルと,経営戦略策定などのマネジメントスキルを兼ね備えた人材が求められています。本学では,情報系・経営系などの複数の専門領域にわたるプロフェッショナルズを育成しています。カリキュラムは,学生個々のバックグラウンドに応じて情報系・経営系の科目をバランスよく学べるように構成されています。

「専門分野」と「産業科目」であらゆる分野で応用されるIT(ICT)に対応

本学では,広範なIT知識の中で,特定の領域に向けた専門的かつ幅広い知識を獲得するために,●人工知能 ●データサイエンス ●ウェブシステム開発 ●ネットワーク管理 ●グローバル・アントレプレナーシップ ●ERP ●ITマンガ・アニメ ●観光ITの8つの専門分野を設けています。

また,フィンテック,農業,海洋,医療・健康,コンテンツマーケティング,教育などの分野でIT(ICT)を応用して活躍できるプロフェッショナルを育成するために,産業科目群を設けて,それらに関する科目を開講しています。

あらゆる分野の知識・技術を徹底した実践重視のカリキュラムで養い,各分野で必要とされるソリューションを提供できる人材の育成を目指します。

企業等のIT戦略立案の実務経験者を教員として多数登用

本学では,企業でのCIO経験者など実務系の教員を多く登用しています。各教員は,それぞれの実務経験に基づく授業で,学生の実践力を養成します。実務に直結した最新の理論・技術への理解を深めながら,学生はプロフェッショナルとしての総合的なスキルを身につけます。

キャリアチェンジをしてIT分野で活躍する

文系・理系を問わず幅広い分野から進学可能

本学では,多様なバックグラウンドを持った人材をIT分野の高度専門職業人として育成することを目標に掲げており,学生募集に際し学部での専攻分野に関する制限は設けず,文系・理系の幅広い分野から多様な入学者を受け入れます。既習の知識や技術とニーズに応じた選択科目を用意し,幅広いバックグラウンドの入学者に対応しています。また,社会人が仕事をしながら学べるよう,多様な受講をサポートしています。本学は,これまで日本の大学院が十分に提供できなかった「キャリアチェンジの機会」を創出しています。

入学時の知識レベルに応じた履修が可能

本学では,コンピュータに関する知識をほとんど有しない文科系学部出身者から,SEとしてIT業界で活躍している社会人にいたるまで,様々なITスキルレベルの学生が学んでいます。本学は,ITスキルの有無や将来の目標に応じて,個々の学生に最適な履修パターンを提供します。これにより,予備知識のない学生でも無理なく段階的に目標に到達することができます。一般的な大学院が32単位で修士号の学位が取得できるのに対して,本学では12単位多い44単位をもって修士号を授与しています。これは多様な産業界のニーズに応えるため,自分の選択した分野の専門的知識を深く,そして広く修得することで,ITスキル・知識の修得や強化だけではなく,それらを実践的に応用できる人材を育てるためのものです。本学では,「専門分野」と「産業科目」の組み合わせによって自由度の高い,多様な学びのメニューを提供しています。また,本学が授与する情報技術修士(専門職)はこれより上位の学位が存在しないことから,ターミナルディグリーと呼ばれています。これはICT応用に関する最高学位であることを意味しています。学生がさらに上位の学位(博士)を目指す場合などは,その上位学位で目指す分野が異なったとしても,本学の多様な学びが将来にわたり役立ちます。

グローバルな活躍を目指す

世界各国のIT分野を代表する第一人者による授業

ITビジネスは,国境を越えてグローバルに展開する分野です。本学では,学生が国際的な視点を獲得できるように,欧米やアジアなど様々な地域から一流の教員を招聘しています。米国・ロチェスター工科大学やコロンビア大学,情報セキュリティ分野で世界最高レベルを誇る韓国・高麗大学校情報保護大学院等,世界各国の大学・企業と学術交流協定・事業協定を結び,共同研究や国際シンポジウムを実施するなど,グローバルな交流の発展にも力を入れています。

海外留学と海外派遣授業

本学は,米国・ロチェスター工科大学など多くの国々の多くの大学と提携しています。提携校への留学や,国際学会での発表に挑戦できます。また,海外提携校で開講している授業にTAとして参加する機会があるほか,海外インターンシップ制度も活用できます。

英語モードでの授業が充実,業界が求める「国際人」を養成します

本学では,英語による講義のみを受講することによって本学の課程を修了し,修士の学位を取得できるように,「英語モード」での講義を多数開講しています。これらの講義には海外から招聘した一流の教員によるものも含まれます。本学には現在15の国と地域からの留学生が在学し(2022年3月修了生含む),多くの学生が英語による講義を選択して修学しています。これは本学の大きな特長といえます。

一方,日本人の学生でも英語力が必要なレベルに達していれば,英語モードでの講義を受講できます。本学が持つこの国際的な環境を大いに活用すれば,ITを学びながら英語力をさらに伸ばすだけではなく,国際的な感覚も身につけることができます。

IT業界では最新の情報を常に吸収することが求められます。有用な情報を開発や制作に活かすことができれば,業界人としての大きな成長につながるでしょう。IT業界は日々,新しい技術が生み出されていますので,最新の情報をキャッチアップする力が非常に重要といえます。最新の技術や製品などの多くは米国などの海外から日本へと浸透してくるケースが多く,その情報は,ほとんどが英語で書かれています。英語を公用語とする技術者は日本と比べて圧倒的に多いため,質の高い情報や記事は必然的に英語で書かれることが多くなるということです。業務やスキルアップに必要な英語の情報をいち早くキャッチアップできれば,仕事をするうえで有利となることは間違いありません。とりわけ外資系IT企業の就職や,外資ITコンサルといった業界でも最高峰のキャリアを目指すなら,本学の特長である「英語モード」の活用が有効といえます。

社会人でも学びやすい環境

忙しい社会人の学びをサポート

本学では,社会人学生が仕事と勉学を両立させ,IT分野の高度専門職業人を目指せるようサポートしています。

平日の昼間はもちろん,夜間(18:30~21:40)や土曜日(9:30~16:40)の開講科目やeラーニングを活用した科目などの,多様な受講をサポートしています。eラーニングシステムを利用したビデオコンテンツの視聴,ダウンロードした授業資料での自習など,わずかな空き時間を有効活用できます。

※一部の科目はeラーニングに対応していません。

長期履修学生制度と科目等履修制度

本学では,働きながら勉学に励む社会人に対し,あらかじめ申請することで最大4年まで修業年限を延長し,計画的に履修することのできる長期履修学生制度を設置しています。長期履修の申請が認められた場合,修業年限によらず2年分の学費で課程を修了することができます。また,科目等履修制度を使って学びたい科目だけを履修することができます。科目等履修制度で取得した単位は本学入学後に修了要件単位として充当することができます。

※充当できる単位数には上限があります。

サテライトを各地に展開

本学は京都本校のほかに,京都駅前サテライト,札幌サテライト,東京サテライトを開設しています。例えば社会人学生が出張するときなどは,近くのサテライトでの受講も可能です。さらに,授業内容は録画されており,当日に受講することができなくても,休日などを活用して録画を視聴することができるなど,仕事が忙しい社会人の受講もバックアップしています。

※サテライトは国内外の他地域での開設を検討しています。

※一部の科目はサテライト受講,録画に対応していません。

学んだことを活かし,社会で活躍する

徹底した個別指導で理想の就職を実現

本学では,修了時における全学生の就職の実現を目指します。担当教員が産業界等における経験や人脈を活かし,理想の就職実現に向けて,学生との個別面談を通じ,企業への推薦も行います。また,起業を希望する学生に対しては,会社設立や経営・運営に関するノウハウの伝授などの各種支援をします。

修了者間のビジネスネットワークの構築

本学では,ITをキーワードとした多彩な修了者を輩出し,修了者同士のビジネスネットワークの構築にも力を注いでいます。在学中からグループワークの機会等を多く設けることで,修了後,社会に出てからも同窓生がそれぞれのスキルを活かし,協力し合いながらビジネスを展開していくことを目指します。

様々な可能性が広がる

世界的なコンテンツ系イベントに参加しています

フランスで開催される日本文化の総合博覧会である「ジャパン・エキスポ」に毎年出展しているほか,マンガ・アニメ関連の総合見本市である「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)」を共催しています。

日本応用情報学会,京都マンガ・アニメ学会の事務局を担っています

IT(ICT)に関わる様々なジャンルで学会を設立し,研究開発活動やネットワークづくりに取り組んでいます。

「京都」を表す新トップレベルドメイン「.kyoto」の管理運営事業者として京都ブランドを世界に発信します

京都府の支持を得て,世界的なドメイン管理団体の承認のもと,教育機関としては世界で唯一,地理的名称トップレベルドメインを管理運営しています。

ITスキル ハイレベルなら平均年収937万円以上

IPA ITスキル標準V3のうち「ハイレベル」のレベル4・5は「プロフェッショナルとしてスキルの専門分野が確立し,知識と応用力を後進の育成にも活かせている人」と位置付けています。経済産業省が2017年8月に発表した「IT関連産業の給与に関する実態調査結果」によると,平均年収はレベル5では937万円を超えます。こうしたキャリアアップを実現するには,企業で業務経験を積むだけが道ではなく,本学のような情報系の専門職大学院でビジネスとITが関わる領域を実践的に学ぶことも有力な選択肢といえます。