経歴
- 大阪大学工学士,同大学院修士課程修了(通信工学専攻),工学修士
- 元株式会社富士通研究所主管研究員,元金沢工業大学助教授(情報工学科),元株式会社富士通経営研修所部長
- 応用情報技術研究科・ウェブビジネス技術専攻主任
担当科目
- オブジェクト指向システム設計
- 知的財産権法
- データベース概論
- オナーズマスター論文
専門分野
データベースシステムの理論的根拠を与えるリレーショナル代数や正規化理論,データベースシステムの最適化手法や効率的な構成論,および分散データベース化,オブジェクト指向アプローチによる知識ベース化・マルチメディア化についても強い関心をもつ。実際に,企業研究所においてリレーショナルデータベース管理システムの国産第一号を開発し実用化を図るとともに種々の社会システムへの適用を通して,新しい性能改善策を生み出す経験を積んだ。また,リレーショナルデータベースシステムへの適用範囲の拡大に挑戦してきた。たとえば,通信ネットワーク技術を利用するデータベースの均質分散(水平分散化)技術,数値・文字メディアから画像,音声,映像なども含むマルチメディアデータベース技術,それらの1つの応用としての次世代電子図書館システムの開発,さらにインターネット・ビジネスモデル(eコマース/ウェブショッピングなど)へのデータベースの応用分野の課題に取り組む。さらに,21世紀のグローバル企業において,ITシステムの中核部分を構成するSCM,CRM,ERPシステムなどを支えるデータウェアハウス(DataWareHouse)とデータマイニング技術を活かした新しいビジネスインテリジェンス分野のシステム開発に挑戦している。
業績
論文
- M. Tezuka, A. Makinouchi, “The Optimization Strategy for Query Evaluation in RDB/V1”, 7th VLDB, Jan. 1981
- M. Tezuka, A. Makinouchi, “Regional Information System as an Application of the RDB/V1 Relational Database System”,Fujitsu Scientific Technical Journal, Jun. 1982
- M. Tezuka, A. Makinouchi, “An Enhanced Relational Data Base System for Planning and Management Information Processing (PLANNER) ”, IEEEデータ工学論文誌, Mar. 1983
- 牧之内,手塚,“関係データベース管理システムRDB/V1”,情報処理学会論文誌,1983年1月
- 北上,牧之内,手塚,“関係データベースシステムRDB/V1の最適化技法”,情報処理学会論文誌,1983年3月
- 手塚,牧之内,神田,“関係データベースシステムを中核とした計画管理情報システム”,情報処理学会論文誌,1984年1月
- 手塚,安達,山根,“関係型均質分散データベースシステムRDB/DV”,情報処理学会,データベースシステム研究会47-3,1985
- 岡崎,手塚,“分散データベースシステムRDB/DVにおけるリカバリ方式”,情報処理学会33全大7H-1,1986
- 山根,手塚,“拡張関係データベースエンジンXRDBのシステム・アーキテクチャ”,情報処理学会37全大6Q-6,1988
- 安田,手塚,服部,“構造化ビューオブジェクトによるマルチメディアデータベースの検討”,電子情報通信学会情報ネットワーク研究会IN91-75,1991
書籍
- 『電子図書館を支える技術』,FUJITSU特集,1998年11月
- 『インターネット技術のすべて』,ピアソン・エデュケーション,2004年2月
- 『リレーショナルデータベース入門』,FUJITSU University,2005年3月