概要
教育の現場において,様々なeラーニングシステムやタブレット端末などが導入されるようになり,教員からの学習資料や学習者自身の考えを,多様なメディアの組み合わせで表現し共有することが,基本的な学習活動として位置付けられるようになりました。文字情報だけでなく,音声・映像・インフォグラフィクスなどを組み合わせて,魅力的で分かりやすい教材を構成したり,自分が学んだことをグラフ化したデータや図表などで整理してプレゼンテーションをしたりする活動をICTで支援することが日常的に求められています。
また,学校教育だけでなく,農業や海洋など様々な産業でも,ベテランが培ってきたノウハウを次世代に継承し活用するために,ノウハウを映像や行動データなどで記録・整理し,分かりやすい形で教材化することが期待されています。さらに,近年では教育(Education)にテクノロジー(Technology)を組み合わせ,ビジネスで活用するエドテック(EdTech)にも注目が集まっています。
eラーニング環境の構築に特化して,多様な表現・通信メディアを適切なインストラクショナルデザインのもとで組み合わせ,教員と学習者双方にとって効果的な教育メディアを利活用できる人材を育成します。
目指す人材像
- 多様な表現・通信メディアを用いるeラーニングシステムの開発や運用に携わる教育関係者
- 様々な産業でのノウハウを,eラーニング教材の開発を通じて次世代に伝え,活用できるコンテンツクリエイター
- 多様なメディアを融合する教育コミュニケーションシステムの分析・設計に関わるエンジニア
過去のマスタープロジェクトのテーマ
- インフォグラフィックスによるデータの可視化
- 日本の留学生を支える英語学習サイトの提案
- eラーニングにおけるO To O日本語教育実践
- 建築工事の左官工事における多言語eラーニングコンテンツの制作