メッセージ
先入観にとらわれない自分らしさを見つけよう
私の教育哲学(Teaching Philosophy)は,大学院生と一緒に授業を「創る」ことです。授業では,新しいものを創造するために先入観にとらわれないリベラルアーツの精神を涵養します。そのためには,まず,学習環境を整えてあげることが教員の責務だと考えます。教員も同じように学び成長するものだと信じています。京都情報大学院大学には,多様なバックグラウンドをもった有望な留学生や優れた学生が大勢入学してきます。これは潜在的能力を発掘する宝庫です。これまで大学では課題解決型学習が求められてきました。これから大学院生に求められるのは,課題発見型学習です。なぜなら,大学院生は修了後,新たなリーダーとして社会を牽引していかなければならないからです。課題をこなすだけでなく,自ら新たな課題を発見する力を身につけなければなりません。京都情報大学院大学の学生は,誰よりも恵まれた学習環境にいます。なぜなら,ITの専門知識を身につけることが容易にでき,それを縦横無尽に駆使して,未知の世界に果敢にチャレンジできるからです。私は,これまで「大社連携」を促進してきました。すなわち,大学と社会の連携です。これからは,大学院と社会(企業)の連携を目指します。
私の夢は,京都情報大学院大学の学生とのコミュニケーションを大切にし,学習者中心の授業を一緒に「創り」あげる,ラーニング・コミュニティを形成することです。ぜひ私の夢の実現に力を貸してください。