経歴
- 早稲田大学文学士,同大学院博士後期課程満期退学(美術史専攻),博士(文学)
- (ドイツ)ベルリン・フンボルト大学哲学科美術史専攻博士課程留学
担当科目
- リーダーシップセオリー
- プロジェクト基礎演習
- ICT実践コミュニケーション
専門分野
- 美術史,芸術学,美学
業績
受賞
- 早稲田大学美術史学会学会賞
学術論文
- 「カンディンスキー作《いくつかの円》(1926年):抽象絵画における空間の問題」美学会,『美學』 第182号(第46巻第2号), pp.33-43,1995
- 「カンディンスキーの『抽象絵画』における造形上の問題:視覚体験としてのキュビスム」早稲田大学美術史学会,『美術史研究』第35冊, pp. 45-66,1997
- 「カンディンスキーとロベール・ドローネーに関する一考察」早稲田大学美術史学会,『美術史研究』第37冊, pp. 23-44,1999
- 「読み取り難い絵画:カンディンスキーのキュビスム観」広島芸術学会,『藝術研究』第14号, pp.31-46、2001
- 「ヴァシリー・カンディンスキーとアンリ・ル・フォーコニエ」國學院大學,『國學院雑誌』第104巻第10号, pp.18-31,2003
- 『ヴァシリー・カンディンスキーとキュビスム』(博士論文)早稲田大学,2004
- 「パリ時代のカンディンスキー:ピカソとの対立をめぐって」美術史学会,『美術史』第160号, pp.348-363,2006
- 「イリヤ・レーピンの《思いがけなく》(1884-88年):ロシア・リアリズムと印象主義をめぐる一考察」共立女子大学文芸学部,『共立女子大学文芸学部紀要』第62集, pp. 47-75,2016
- 「シャガールの『磔刑像』について」共立女子大学文芸学部,『共立女子大学文芸学部紀要』第66集,pp.51-79,2020
調査報告論文
- 「カンディンスキーの作品におけるキュビスムの造形的関与」鹿島美術財団,『鹿島美術研究年報』第16号別冊,pp.381-400,1999
項目執筆
- 監修:黒江光彦,木村三郎・島田紀夫・千足伸行・千葉成夫・森田義之編,(分担執筆)『西洋絵画作品名辞典』三省堂,1994
- 岩波書店編集部編,(事項執筆)『西洋絵画作品名辞典』(2分冊)岩波書店,2013
翻訳
- マティアス・アルノルト著『エドヴァルト・ムンク』PARCO出版,パルコ美術新書,1994
- マティアス・アルノルト著『アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック』PARCO出版,パルコ美術新書,1996
- 共訳:岡田奈保,真野宏子,安松みゆき,クルト・レオンハルト著『ポール・セザンヌ』PARCO出版,パルコ美術新書,1996
- 共訳:島勉,松下ゆう子,真野宏子,ディートリヒ・シューベルト著『オットー・ディックス』PARCO出版,パルコ美術新書,1997
- トルステン・ブルーメ著「デッサウのバウハウス:学校と工房」『バウハウス・デッサウ展』図録,pp.239-249,産経新聞社,2008
- ペーター・パンツァー著「ドイツにおけるジャポニスム:芸術と好奇心の間にある日本への熱狂」,日独交流史編集委員会編,『日独交流150年の軌跡』雄松堂書店,pp.111-122,2013
新聞寄稿,書評
- 「主張する石:ウルリヒ・リュックリーム展の印象」東京新聞夕刊,1995(11/8)
- 「2011年回顧・芸術(美術書)」読書人,「週刊読書人」2011(12/23)
- 「2012年回顧・芸術(美術書)」読書人,「週刊読書人」2012(12/21)
- 「2013年回顧・芸術(美術書)」読書人,「週刊読書人」2013(12/24)
- 「スザンヌ・フェイジェンス・クーパー著,安達まみ訳『エフィー・グレイ:ラスキン,ミレイと生きた情熱の日々』」読書人,「週刊読書人」2015(10/9)
- ほか,計13編
教科書/テキスト
- 監修:高階秀爾,分担執筆:真野宏子,本間紀子,木川弘美,久々湊直子,笠松佐和子『西洋絵画史入門』(NHK学園通信教育講座「西洋美術への誘い」コーステキスト),pp.1-13,1999