メインコンテンツに移動

職種紹介

CIO(Chief Information Officer:最高情報統括責任者)

企業のIT化が進み,経営の根幹をITが支えるようになるにつれ,IT戦略を立案して企業経営の一翼を担うCIOが企業では求められるようになっています。CIOは,企業の経営戦略立案に携わり,そうした戦略を実現するための環境構築に向けた情報戦略を策定し,企業の有する多種多様な経営知識を有機的な情報システムとして実現していく高度専門職業人です。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは,企業内の経営資源を有効活用しつつ,最新の情報技術の導入などを適切に行い,プロジェクトを統合的に管理・効率化する能力を有する高度専門職業人です。そのため,ITと経営の幅広い知識を兼ね備えていることが必要です。また,プロジェクトは様々な部署を横断して編成されることが多いため,高度なコミュニケーション能力とリーダーシップが求められます。

AIアーキテクト

人工知能(AI)は,Society 5.0に代表される人間中心の未来社会を実現するためのキーテクノロジーです。AIアーキテクトは,機械学習などのAI技術に習熟するだけでなく,適用対象業務や応用分野の分析能力,AIシステムの開発・利活用能力を活かして,様々な分野での課題解決と最適化を進める高度専門職業人です。今後の社会システムの構築や産業組織の運用などでの中核業務を担い,重要な役割を果たすことが期待されています。

システム統合コンサルタント

日本の企業では,社内でのIT人材の不足から,IT化推進における社外コンサルタントの需要が高くなっています。システム統合コンサルタントは,顧客企業の経営戦略に沿ったビジネスのシステム化構想に関するコンサルティングを行い,現在の熾烈な国際ビジネス競争を勝ち抜く企業間連携を効率的に進めるための適切なスキルを持った高度専門職業人です。顧客のニーズを理解し,適切な対応が求められることから,IT,マネジメント,コミュニケーションの高いスキルが必要となります。

アントレプレナー

アントレプレナーは,「ゼロから事業を生み出す人」のことであり,一般的に「起業家」と認知されています。新しい事業を起こす創業者というポジションであり,会社の理念を貫くために強い意志や組織を牽引するリーダーシップが必要です。また,経営の実行において非常に大きい責任を持っており,事業の状況や現場の課題を常に把握しておく必要がありますので,マネジメントスキルが必要となります。

ITアーキテクト

ITに対する深い知見をもとに,経営課題・業務課題を解決するためのIT戦略立案,ITグランドデザインの策定,IT企画,その後の推進・実行までの一連を担当する高度専門職業人です。ITスペシャリストに「経営的視点」を加えた役割を担い,システム開発における共通仕様・要件定義やシステムのあり方を検討・提案,システム全体の方向性や仕組みから運用・保守要件まで提示することができる能力が必要となります。

情報セキュリティコンサルタント

情報ネットワークは,eコマースやIoT(Internet of Things)などを実現するうえで不可欠のインフラとなっています。一方で,これらネットワークを取り巻くセキュリティリスクは拡大し続けています。情報セキュリティコンサルタントは,顧客が情報セキュリティポリシーを策定し,情報資産を守るための助言や支援をします。また,顧客の状況を把握し,適切な対応を行うために,マネジメントやコミュニケーションの能力が必要となります。

コンテンツ製作管理者

映画やアニメーション,ゲームソフトなどのメディアコンテンツの製作において,コンテンツ製作管理者は,プロジェクトチーム全体の管理を行います。まず企画書を製作し,協力して製作にあたる会社と交渉して,具体的な予算を確保します。また,製作物をどのように利用して資金を回収するか計画し,実行します。過去の事業実績や現在の市場の状況などの分析能力や,チームをまとめて計画を実行するリーダーシップが求められます。

データサイエンティスト

ビッグデータなどから必要な情報を収集,抽出,分析して,ビジネスの状況改善に向けた施策を立案します。ビッグデータの拡大は,経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」の中でも言及され,データサイエンティストの需要をさらに高めています。近年は,農業や医療などの分野でもビッグデータの利活用が進み,活躍の場は広がっています。マーケティングや経営の知識に加え,統計解析やデータマイニングなどのITスキルや,仮説と検証に基づく論理的な思考力が求められます。