ERP・先進統計ソフトの認定コンサルタント対策講義
SAP認定コンサルタント対策講義
本学では,IT分野の高度な実務家育成のため,世界最大手のERP※(企業資源計画)パッケージベンダーであるドイツSAP社のERPシステムSAP S/4 HANAを教育用に導入し,実践的な学習・研究環境を実現しています。あわせて,SAP社が行っている認定試験である「SAP認定コンサルタント」試験対策の講義を実施しています。
この認定資格は,SAPシステムの導入プロジェクトチームのメンバーとして活動するために必要なSAPシステムに関する知識やノウハウを有することを証するものです。認定資格情報はSAP社のデータベースに登録され,認定を受けた者は,その旨を業務上の書類や名刺に記載することが認められています。
現在,SAP社のERPパッケージは,世界的にも大きなシェアを誇っており,今後,企業においてさらなる導入が予測されています。同時にSAPシステムに精通した認定コンサルタントの需要も高まっています。この認定資格を取得することは,ERP関連のコンサルタントや企業におけるIT部門のスタッフとしての活躍を目指す人にとっては,大きな力となります。
試験対策の講義は,「財務会計システム開発I・II」「販売物流システム開発Ⅰ・Ⅱ」「業務の統合化とeビジネス」において行います。実際にSAPシステムを活用し,企業情報化プロジェクトを実施するとともに,高度なIT専門家としての実践的な知識・技術を修得し,同時に資格の取得を目指すことができます。この試験は,ベンダーによる専門教育を受けないと合格は難しいとされていますが,2006年度に大学院生として初めて本学の学生が「SAP認定ソリューションコンサルタント Financials」試験に合格し,以降も多数の合格者を輩出しています。
- ※ERP:Enterprise Resource Planning