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別所 直哉

Naoya Bessho

経歴

  • 慶應義塾大学法学士
  • ヤフー株式会社法務本部長,執行役員・政策企画本部長兼最高コンプライアンス責任者,社長室長,広報・法務・政策企画・公共サービス管掌,インテリジェンス管掌などを歴任
  • 紀尾井町戦略研究所株式会社代表取締役,ルークコンサルタンツ株式会社代表取締役,法とコンピュータ学会理事,一般社団法人遺伝情報取扱協会理事長,一般社団法人日本IT団体連盟理事

メッセージ

ビジネスを行っていく上でルールと向き合っていくことは避けることができません。意識しているかどうかに関わらず,ルールが社会の形を作り上げているものだからです。ビジネスを自由に行うことができることも,あるいは場合によっては制約されることがあるのもルールが存在しているからです。

ルールとの向き合い方で最初に習うことはルールを守ることです。最近ではコンプライアンス(法令遵守)という言葉も社会に浸透してきているように企業のビジネス活動においてもルールを守ることは重要なことです。

しかし、忘れてはならないことは,ルールは人々によって創られたものであるということです。社会をデザインしている重要な要素の一つであるルールは,どのような社会を実現したいのかという多くの人々の共通課題を基にして形成されているということができます。つまり技術の進歩や人々の意識の変化に応じて求められる社会デザインが変化していくことに応じてルールも絶えず見直していかなければならないということです。

今の課題はルールを見直していくプロセスを知っている人が少ないことや,誰でもルール形成に関わることができるという事実を理解している人が少ないことにあります。

皆さんには,ルールへの関わり方を理解していただき,皆さん自身が将来の豊かな社会を形作っていくために何ができるかを考えていただければと思います。未来は皆さんの肩の上にあります。

担当科目

  • 新ビジネスのためのルール

専門分野

  • ロビイング研究,コーポレートガバナンスおよび企業法務全般(知的財産管理,M&A,リスクマネジメント等)

業績

論文

  • 法律を変える-ロビイング入門,知財管理 Vol.69 No.4,2019
  • 実務から見たAIがもたらす知的財産法へのインパクトと課題,法律時報 2019年7月号

著書

  • “ビジネスパーソンのための法律を変える教科書”,ディスカバー・トゥエンティワン,2017
  • “AI・IOT時代の企業法務 淵邊善彦編 第3講「コーポレートガバナンスとルールメイキング」”商事法務,2019