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ウラディーミル・ミグダリスキー

Volodymyr Mygdalskyy

経歴

  • オデーサ国立大学大学院修士課程修了,修士(理学),同大学院数理物理学専攻博士課程満期退学,京都大学大学院博士課程 修了,博士(情報学)
  • 元オデーサ国立大学数理科学科助手,元京都大学特別講師
 

メッセージ

1.数学を学ぶことについて

現代の情報社会には,数学と関わってない分野はないはずです。教えるにはできるだけ,基本的なこと,物理的に分かりやすい例及び日常の生活に関わる例があれば,一番いいと思います。習うということは慣れるということを通して,慣れてから,応用できるようにならなければなりません。

数学は単なる演算ではなく,特別な言語であり,便利な理論的な手段であることを理解できるようになります。大学での数学の基本的な2本柱は微積分と線形代数です。基本的な定義から微分と積分における幾何学的な意味と物理的な意味まで理解して,様々な分野で微積分と常微分方程式を応用できるようになれると思います。同時に数学を学ぶことによって,将来の研究分野(数学,物理学,化学,工学,コンピュータ・サイエンスなど)において,現実の世界問題を解決するために数学をどうやって利用するか学ばなければなりません。

私の実力と経験に基づいて,学生にイノベーションの精神を持ち,自由なオープンな考え方で自立的に考える・計画する・行う事ができるようになるために教えます。

2.国際交流のコツについて

ステロタイプはどの国でも,どんな国に対しても,あります。我々にはいつか,数多くの推理小説・SF映画に描かれたように「我々は地球人で,同じ惑星の代表である」と認識が現れるかもしれませんが,現時点では「国籍」と「人種」はなかなか一致されていません。まだまだそこまで世の中は良くありません! この世の中をより良くするには国際交流・国際コミュニケーションが不可欠です。違い・差が見えます。探さなくても目に入りますが,お互いの共通点を探すには努力・意志が必要です。

国際交流のコツは共通点を探すことにあります。お互いに耳を傾ける意志及びお互いの違いを認めながら,共通点を大事にすることはより良い国際社会を建設するため唯一の方法だと信じております。

担当科目

  • 応用情報技術のための数学
  • ITのための統計学
  • 人工知能のための数学
  • ICT実践コミュニケーション
  • プロジェクト基礎演習

専門分野

  • 複雑系科学専攻
  • 数値解析
  • 数学教育
  • 教科教育法(数学)
  • 日本学科
  • 日本語教育法
  • ロシア語教育法
  • 通訳・翻訳論

業績

論文

レフリー付専門誌論文

露文誌

  • Mygdalskyy V.I., & Reut V.V. "State of stress by box shell which relaxed by the crack, coming out into the edge." Mechanika Tverdogo Tela N2, 1996, pp.145-151, Moscow, Russia
  • Mygdalskyy V.I., & Reut V.V. “Problem about an arbitrary orientation of crack in the box shell.” Prikladnaya Mechanika N12, V34, 1998, pp.48-53, Moscow, Russia
  • Mygdalskyy V.I., & Reut V.V. "About problem of crack, near the edge of box shell." Odessa State University Herald, 1999, N3, pp.43-49, Odessa, Ukraine.

英文誌

  • Migdalski V.I., & Reut V.V. "An Arbitrary Oriented Crack in the Box Shell" Operator Theory: Advances and Applications, Vol.117, pp.261-266, 2000 Basel/Switzerland
  • Volodymyr Mygdalskyy & Isao Wakano. “Analysis of Stress Field of Box-like Shells with Cracks.” Proceedings of the Conference on Computational Engineering and Science, V7, No2, pp.461-464, 2002

国際会議論文

全文査読国際会議論文

  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 「在日外国人に対する法律用語の分析―同一用語の使用に関して」Мовнi та концептуальнi картини свiту, випуск 27, 68-73 pp., KNU, Kiev, 2009
  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 「レオニード・フィラートフの“勇ましい若者フェドット銃兵”における慣用句の翻訳の分析」Мовнi та концептуальнi картини свiту, випуск 27, 131-138 pp., KNU, Kiev, 2009
  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 「四字熟語から形成された慣用句・諺の教え方」Мовнi та концептуальнi картини свiту, випуск 28, 172-179 pp., KNU, Kiev, 2010
  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 「現代日本語における略語に関する分析」Мовнi та концептуальнi картини свiту, випуск 28, 138-141 pp., KNU, Kiev, 2010
  • Mygdalskyy Volodymyr Mygdalskyy Volodymyr Мовнi та концептуальнi картини свiту, випуск 29, 88-91 pp., KNU, Kiev, 2012

Abstract査読国際会議論文

  • Mygdalskyy Volodymyr and co, 「慣用句・ことわざを通じて,現代日本文化へ」Materials of 3-rd All-Ukrainian conference “Ukraine-Oriental countries:from dialogs of educational systems up to dialogues of Cultures and Civilizations”, April 18-19, 2001, 199-206 pp., Kiev-2002
  • Mygdalskyy Volodymyr and co, 「『心』と『魂』を少林寺拳法の思想の基として」Materials of 4-th All-Ukrainian conference “Ukraine-Oriental countries in 21-th Century:dialogues of Languages/Cultures/Civilizations”, April 17-18, 2002, 62-67 pp., Kiev-2003
  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 「『標準語』そして,『東京弁』と『大阪弁』の相違について」Materials of 4-th All-Ukrainian conference “Ukraine-Oriental countries in 21-th Century:dialogues of Languages/Cultures/Civilizations” April 17-18, 2002, 127-131 pp.
  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 「『現代日本語』という教材シリーズの作成について」“Серия учебно-методических пособий «Современный японский язык» и её использование на продвинутом этапе изучения японского языка. ”, Японский язык в вузе: актуальные проблемы преподавания. Материалы 7-ой научно-методической конференции «Методика обучения японскому языку»(март 2012 г.), 112 – 116 pp, Moscow 2012
  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 「現代日本語における略語に関する分析」“Сокращения в современном японском языке: сложности перевода новой лексики. ”, Анализ сокращений РЯКУГО в современном японском языке и методика их преподавания на старших курсах Материалы научно-методической конференции «Японская филология и методика преподавания японского языка в вузе» (март 2014 г.), 112 – 116 pp, Moscow 2014

著書

共著,同時に編集者である場合:

  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 現代日本語 擬音語・擬態語, Odessa,Astroprint, 2012 (ISBN 978-966-190-528-2)
  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 現代日本語 慣用句・ことわざ, Odessa,Astroprint, 2012 (ISBN 978-966-190-529-9)
  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 現代日本語 四字熟語, Odessa, Astroprint, 2012 (ISBN 978-966-190-530-5)
  • Mygdalskyy Volodymyr and co., 現代日本語 略語, Odessa, Astroprint, 2013 (ISBN 978-966-190-755-2)
  • Mygdalskyy Volodymyr and co.,ウクライナ語会話集, Osaka, ドニプロ出版、2022

単著:

  • Mygdalskyy Volodymyr, 現代日本語 日露英数学用語集, Odessa, Astroprint, 2013 (ISBN 978-966-190-756-9)

教材作成(単著・作成者):

  • Mygdalskyy Volodymyr, Calculus, G-30 Kyoto University, 2013
  • Mygdalskyy Volodymyr, Linear Algebra,G-30 Kyoto University, 2013
  • Mygdalskyy Volodymyr, Dictionary of terminology for mathematical courses, G-30 Kyoto University, 2013

学会発表

  • 「数学用語及び数学専門用表現について (About mathematical terminology and mathematical expressions) 」, 第4回全ウクライナ国際公開シンポジウム“旧共産圏における日本語・日本文学研究:その課題と展望”, 24 March,2012,Kiev (ウクライナ国)
  • 「数字を含む四字熟語について (“Numbers” in Japanese idiomatical expressions consist of 4 characters) 」,第4回全ウクライナ国際公開シンポジウム“旧共産圏における日本語・日本文学研究:その課題と展望”,24 March,2012,Kiev (ウクライナ国)
  • 「現代日本語シリーズの作成について」,旧ソ連諸国の日本語教育教師学会,30 March,2012,Moscow University,Moscow(ロシア連邦) 7-я научно-методическая конференция «Методика обучения японскому языку» (март 2012 г.) "
  • 「日本語の略語について」,第5回全ウクライナ国際公開シンポジウム “旧共産圏における日本語・日本文学研究:その課題と展望” 25 March,2013,Kiev (ウクライナ国)
  • 「現代日本語における略語に関する分析」,Анализ сокращений РЯКУГО в современном японском языке и методика их преподавания на старших курсах,旧ソ連諸国の日本語教育教師学会,Moscow University,Moscow(ロシア連邦)Научно-практическая конференция по методике преподавания японского языка в вузе,25 October,2013
  • 「国際コースにおける数学教育の現状と将来」,全国数学教育学会 第39回研究発表会,2014.02.01-02,広島大学
  • 「数学教育におけるオーラルテスト(口頭試験)の役割及び重要性について」,全国数学教育学会 第40回研究発表会,2014.06.07-08,大阪教育大学
  • 「通訳における口癖:要らない言葉或は不可欠なものですか?」Слова-паразиты(口癖) при переводе: лишние слова или необходимость?,旧ソ連諸国の日本語教育教師学会,Moscow University,Moscow(ロシア連邦)Научно-практическая конференция по методике преподавания японского языка в вузе,24 October,2014
  • 「現代日本におけるカタカナ語:日本語能力試験向きの語彙vs小学校のカタカナ語を比較について」,Катакана-го в Японии: о несоответствии лексики изучаемой японскими школьниками и иностранцами.,旧ソ連諸国の日本語教育教師学会,Moscow University, Moscow(ロシア連邦)Научно-практическая конференция по методике преподавания японского языка в вузе,24 October,2014
  • 全国数学教育学会 第39回研究発表会,2014.02.01-02,「国際コースにおける数学教育の現状と将来」,2014.02.01-02,広島大学
  • 全国数学教育学会 第40回研究発表会,2014.06.14-15,「数学教育におけるオーラルテスト(口頭試験)の役割及び重要性について」,2014.06.14-15,大阪教育大学
  • 全国数学教育学会 第46回研究発表会,2017.06.25,「他国籍の講師による教科教育法:日本で中学生に数学を教えるコツ」,2017.06.25,滋賀教育大学

他の研究及び社会における活動

講演

  • 「ウクライナの過去と未来」,現代ウクライナ危機及びウクライナ情勢を巡る,2014年6月14日,公開講演 日本ユーラシア協会,京都市内
  • 「私が生まれ育ったオデッサ」,2015年4月18日,公開講演 日本ウクライナ文化交流協会,大阪市内
  • 「日本のヨイとこ,ヘンなとこ」,2017年6月24日,公開講演,JASS,大阪市内
  • 「国際交流のコツ:共通点を探そう」,2017年12月16日,公開講演,大阪市内
  • 日本事象講座 第1回 「ロシア語で学ぶ仏像」,2018年3月11日,公開講演 ロシア語通訳協会関西支部,日本ユーラシア協会大阪府連教室
  • 日本事象講座 第2回 「ロシア語で学ぶ日本の武道文化」,2018年7月22日,公開講演,ロシア語通訳協会関西支部,日本ユーラシア協会大阪府連教室
  • «20 лет спустя: японские реалии - взгляд изнутри глазами гида/переводчика»(「20年後:通訳者/ガイドの視線から見た日本事象」),2018年9月14日,公開講演,大阪市内
  • 「日本在住20年を通じて日本の良いとこ,悪いとこ」,2018年12月2日,公開講演,大阪市内
  • Погружение в японские реалии,2018年12月9日,公開講演,京都市内
  • Ликбез о Японии: 50 личностей в истории Японии,2019年01月27日,公開講演,京都市内
  • Ликбез о Японии: 300 реалий японской жизни,2019年02月11日,公開講演,京都市内
  • МИГ японской истории. Эпоха Хэйан в лицах,2019年01月27日,公開講演,京都市内
  • 「ウクライナ」講座 第1回「Украина: «Слуга народа» - В.А.Зеленский」,2019年02月11日,公開講演,ロシア語通訳協会関西支部,日本ユーラシア協会大阪府連教室
  • Про Будо, про бусидо и о своём стиле боевого искусства(сёриндзи кэмпо), 2020年9月25日, Online open lecture(オンライン公開講義)
  • この戦争で私の人生はこう変わった (日本在住ウクライナ人による講義他), 2022年4月30日, パネルディスカッション(公開講義) 京都市国際交流会館

以下の学会会員である

  • 日本数学協会 正会員
  • 全国数学教育学会 正会員
  • ロシア語通訳協会 会員
  • ウクライナ国日本語教師会 会員
  • EAJS(ヨーロッパ日本研究協会)会員
  • 日本ロシア語教育研究会 会員
  • CIS日本語教師会 会員