メインコンテンツに移動

ニッツァ・メラス 教授

ニッツァ・メラス 教授

ニッツァ・メラス 教授

『シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)』
メインボーカリスト,シンガーソングライター 

多言語を操り,世界各地で聴衆を魅了してきたカナダ・モントリオール生まれのシンガーソングライター。各国でサーカスやミュージカルなどの公演を続けるエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリスト3人のうちのひとり。そのうち自らが作詞作曲した歌が,シルク・ドゥ・ソレイユのショーに採用されたのは,彼女のみで,事実上,同集団のトップ歌手といえる。レーベル(レコード会社)には属さず,歌,作詞作曲のみならず,グラフィックデザイン,プロモーション,販売まですべてをこなす。

ITを駆使して最先端の舞台ショーを創造する

新しいエンターテインメントの世界

芸術の世界とITは密接に繋がっています。クリエイティブなビジョンがすばらしい技術と融合するとき,観客をまた別の次元へ引き込みます。だから最先端技術の第一線にあり,同時に創造性と目を見張る速さで進化する広範なコンピュータ分野の知識を修得する環境がある教育機関に私が携わっているのは自然なことなのです。

エンターテインメントの世界では,ITは私たちのあらゆるビジネスに普及しています。コンピュータによる音楽の録音や編集,映画やCMの吹き替えであろうと,シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)の多岐にわたる訓練やマルチメディアであろうと,私が担っているどのパフォーマンスも高度な専門技術と,アーティストと技術者のチームの鋭い創造性が必要とされています。

これらの連携は,芸術と技術が映像や音響の協奏曲を創り出すために相乗的に協力する部分だといえます。

本学では,学生は知識を得てビジネスの世界のたくさんの側面に応用するための芸術的,技術的知識を磨くための道具を学ぶ機会があります。プロジェクションマッピングに代表される表現の進化は,芸術に関わる情報処理技術者という地位の需要を作り,観客の期待を大きく超える独創的な表現を生み出すきっかけとなっているのです。本学はこの分野の学びの最前線にあり,学生が自らの可能性を超えて抜き出る教育環境を作り出しているのです。

ニッツァ・メラス教授の授業風景
KCGグループ創立55周年記念 祝賀会コンサート
KCGグループ創立50周年記念CD「MUΣA」発表コンサートでのニッツァ・メラス教授と学生コーラス(京都駅前サテライト大ホール)

最新のITが支える舞台芸術

KCGグループでは,舞台芸術ITに関する科目を準備し,関連業界で活躍する人材を育成しています。その集大成のひとつが,2014年10月10日に,京都駅前サテライト大ホールで開催されたコンサート「MUΣA」です。

「MUΣA」は,KCGグループの創立50周年記念CDアルバムのタイトルで,コンサートは,このアルバムにしたためられている歌の発表と,本学が管理運営事業者(レジストリ)を務める地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」の運用開始を記念して開かれました。エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリストのニッツァ・メラス教授が歌を披露,また,コンサートは学生たちが中心となって企画,演出し,ITによる舞台芸術創出を実現させました。この日は学外からも大勢の方が訪れ,ニッツァ教授の澄み切った歌声や学生たちの若い感性による演出を堪能した様子でした。

学生が作った映像は,学生たちがニッツァ教授とミーティングを重ね,「MUΣA」から2曲を選んで歌詞を翻訳し,イメージを議論してストーリーをつくり上げたうえ,演出,撮影,出演,大道具や小道具作り,編集などすべてを学生自らが担当した力作です。コンサートの途中,学生の代表が制作のエピソードを披露しました。また,フィナーレでは学生のコーラスグループが加わり,コンサートはクライマックスに達しました。さらに,2016年1月開催の『MUΣA LIVE SHOW』では,映像をホール全体に映し出すダイナミックな演出を実現。2019年10月のショーでは,ステージ上の演技とCG映像とのコラボレーションで来場者を魅了しました。

2016年8月6日に開催した最新のMUΣAショーの模様

 

講義紹介「舞台芸術とIT」

 

「舞台芸術とIT」は,ニッツァ・メラス­教授とキリル・コシック准教授の指導のもと,学生たちはプロジェクションやヴィジュアルエフェクトといった技術やICTによるリアルタイムの演出制御に加え,レコーディングや編集,衣装やステージ設計などのデザインを,実際のコンサートを通じて学びます。

 

2016年1月22日開催『MUΣA LIVE SHOW 』ダイジェスト

 

 

KCG Nitza - エセリアル・フライト "MUSA" (MUSA CD) オリジナルサウンドトラック

 

 

ITを駆使した華麗なMUΣAライブ・ショーが開催されました
http://www.kcg.edu/school_info/news2016/2017-06-22.html

 

「シルク・ドゥ・ソレイユ」のニッツァさん「舞台芸術とIT」指導
http://www.kcg.edu/school_info/news2015/2017-06-20.html