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萩原宏KCGI初代学長が「瑞宝中綬章」を受章

2009年春の叙勲で,京都情報大学院大学(KCGI)の名誉学長(初代)である萩原宏先生が「瑞宝中綬章」を受章されました。萩原先生は,日本最初のIT専門職大学院・KCGIが2004年4月に開学したのと同時に,学長に就任。以来,2008年3月まで学長を務められました。

叙勲のうち「瑞宝章」は,長年にわたって公務に従事し,功労を積み重ねた人に贈られます。萩原先生は京都大学工学部卒,工学博士。京都大学名誉教授で,これまでに社団法人 情報処理学会会長,日本学術会議会員などを歴任。京都コンピュータ学院グループでは情報学研究所所長,学校法人京都情報学園理事などを歴任されました。

萩原先生の受章を,KCG関係者一同,心よりお祝いいたします。

「情報化社会に挑戦」~KCGI,KCG 2009年度入学式

IT担う人材が仲間入り

京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG)の2009年度入学式が4月11日(土),京都情報大学院大学 京都駅前サテライトで挙行され,将来のIT業界のリーダー候補となる多くの学生が仲間入りしました。新入生代表からは「夢と高い志を持って粘り強い努力を続け,新しい情報化社会構築に向け挑戦していきたい」との力強い宣誓もありました。

入学式会場の大ホールは新入生や,保護者,関係者らで埋め尽くされました。はじめに長谷川靖子KCG学院長が式辞。KCGがかつて使用してきたコンピュータ一式を保管している「KCG資料館」がこのほど,社団法人 情報処理学会から全国で初めて「分散コンピュータ博物館」に認定されたことや,日本を代表するソフトウェア会社・CSKシステムズの社長に校友が就任したことを紹介したうえで,昨今の未曾有とも表現される不況について触れ「このような時代こそ卓越した能力に対するニーズが急増する。みなさんは,ITパイオニアとして日本の情報化社会を推進している約3万8千人の先輩(校友)の後に続いて活躍できるよう,学問技術の研鑽に励んでください」とはなむけと激励の言葉を贈りました。

思い出を胸にIT最前線へ 晴れの学位授与式・卒業式

2008年度のKCGI学位授与式とKCG卒業式が3月19日,京都駅前サテライトで挙行され,KCGグループでともに学んできた仲間たちが多くの思い出を胸に,ITの最前線へ巣立っていきました。

KCGIの長谷川利治学長が学位記を,KCGの藤井由美・洛北校長,牧野澄夫・鴨川校長,寺下陽一・京都駅前校長が卒業証書を授与。引き続き,KCGI・KCGの最優秀賞,優秀賞に選ばれた修了生・卒業生に,長谷川学長と長谷川靖子学院長からそれぞれ記念品などが授与されました。最優秀賞・優秀賞の選考委員長はKCGIが英保茂教授,KCGは米田貞一郎顧問が務めました。

KCGが「分散コンピュータ博物館」に

情報処理学会から第一号認定されました! 

kcg.eduグループが,創立以来45年以上の永きにわたって教育・実習・研究で使用してきた過去のコンピュータ等が,社団法人 情報処理学会から2009年3月2日(月),「分散コンピュータ博物館」の全国第一号認定を受けました。国立科学博物館 日本館講堂(東京都台東区上野公園7-20)で行われた認定証授与式において,「1963年創立当初からの,教育に使用したコンピュータ,汎用コンピュータ,ミニコンピュータ,オフィスコンピュータ,パーソナルコンピュータ,周辺装置を多数保存しており,国内屈指の貴重なコレクションである」との評価を受けました。同時に,同資料館で保存している「OKITAC 4300Cシステム」と「TOSBAC 3400」が「情報処理技術遺産」の「認定機器」とされました。KCGでは今後,常時一般の方々にご覧いただける方法を検討していきます。

2008年度課程修了プロジェクトの紹介

京都情報大学院大学(KCGI)では,2年次後期に,それまでに修得した知識の集大成ともいえる課程修了プロジェクトに取り組みます。課程修了プロジェクトは,学位授与において,従来の研究大学院における修士論文と同等の意義を有します。

去る2月5日,6日に今年度の課程修了プロジェクトの発表会を開催しました。下記のタイトルで,グループまたは個人で発表を行い,指導教授などから講評を受けました。

中国・大連理工大学城市学院と協定,共同教育プログラムを推進

寺下陽一教授と匡国柱院長

KCGIは,2009年1月18日,中国・大連理工大学城市学院との間で,共同教育プログラムに関する協定書を交わしました。今後は,大連理工大学城市学院側からの留学生を受け入れ,日本語およびITに精通した高度な専門職業人として養成していく計画です。
この日,署名式がKCGI京都駅前サテライトで執り行われました。大連理工大学城市学院からは匡国柱院長をはじめ4名が参列され,匡院長と,京都情報大学院大学副学長の寺下陽一教授が「共同教育プログラムに関する協定書」に署名しました。
署名に先立ち,京都情報大学院大学の理事 長谷川亘教授と匡院長らは,日本と中国のIT産業を支えるための人材育成についての必要性について議論し,両校で今後の日中のIT産業を支える高度なIT人材育成を進めていくことを確認しました。

1月31日に実教出版主催「情報授業支援セミナー」を開催

1月31日(土),京都コンピュータ学院で,実教出版主催の「情報授業支援セミナー」が開催されます。

実教出版主催「情報授業支援セミナー」のご案内

新教科情報がスタートして6年目が経過しようとし,次期指導要領についても話題に上るようになってきております。そんな中,教科「情報」のご授業の展開にあたっては,様々な試みをなさっておられることと思いますが,新課程に向けて,新たな課題などもでてくるのではないかと考えております。そこで,私ども実教出版では,現在取り上げられることの多い問題や新課程に向けた準備などの内容で,この度,「情報 授業支援セミナー」を企画致しました。ご多忙の時期とは存じますが,多数の先生方にお集まりいただき,ご授業に少しでもお役に立つ機会をご提供できることを願い,ご案内申し上げます。

済州知識産業振興院と調印,日韓のICT産業発展へ連携

kcg.eduグループは2008年12月11日(木),韓国・済州特別自治道のICT関連外郭団体である財団法人・済州知識産業振興院と協力事業に関して提携を結びました。 相互交流・協力を通じて日韓両地域のICT産業発展に努め,そのために必要となる情報の共有,共同プロジェクトの遂行,共同国際セミナーの共同開催などの協力事業を展開することが目的です。

KCGIに緊急対策の無利子奨学制度新設

KCGIは,昨今の深刻な景気悪化による緊急対策として,2009年度から新たに奨学制度を設けて学業援助を拡大することになりました。KCGでも同様の奨学制度を新設することが決まっています。新制度は2種類あり,いずれもKCGの奨学制度と同様,学費等を無利子で貸与し,返還は卒業後から(毎月2万円以上)という内容です。新入生,在学生とも対象です。

昨今の深刻な景気悪化を受けて,国内外の企業では,採用の手控えや,大幅なリストラが増えています。来春に進学を控える学生の中でも,家計の経済的な理由で進学を断念せざるを得ないといった残念なニュースが報じられています。

さらに来春高校・大学卒業予定の学生も,採用内定が取り消されるといった事態が生じているほか,就職活動が不調に終わり,さらにスキルアップするため学業を続けたいにもかかわらず,経済的な制約にさらされているといった状況も耳にします。

このような中,kcg.edu グループは,ITの人材不足が深刻さを増すばかりであるという実情も踏まえ,今後も社会の根幹をなすIT発展のための人材育成を,より一層進めなければならないと責任を痛感しています。