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テストテスト

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経歴

  • 大阪大学理学士,東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(天文学専攻),博士(理学)
  • 京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長,関西大学非常勤講師,大阪経済大学非常勤講師,元大阪大学研究員,元滋賀大学非常勤講師
  • 2013年度文部科学大臣表彰科学技術賞 受賞

メッセージ

情報化が進んだ現在,日常生活では当たり前のように情報機器と技術が活用されており,簡単に豊富な情報へアクセスできる便利な社会が形成されています。例えば,スマートフォンでブラウザを使えば,その場で瞬時に世界中のweb上の情報へアクセス可能です。ネットショッピングをしているとおすすめ商品が提案されたり,SNSで知り合いかもしれない人のリストが目の前で自動的に表示されたりといったような経験をしたことがある方もいらっしゃるでしょう。また,コンピュータが小説を書いたとか,あるいは囲碁の世界チャンピオンにコンピュータが勝利したなど,創造性を必要とする分野でコンピュータが人間と同様なことをし始めているといったニュースを幾度かご覧になった方もいるでしょう。人工知能技術を用いたデータマイニングなど,データサイエンスの技術が大いに活用されている事例であるといえると思います。

さて,私が専門とする天文学の分野では,大量の観測データを扱うことが多くあります。例えばそういったビッグデータを活用し,地球近傍の宇宙空間の状態を予報(宇宙天気予報)しようという動きがあります。太陽活動が原因で地上の広範囲で停電が起き,ビジネスの世界へも大きな影響を与えたケースも過去に度々あるため,宇宙天気予報の重要性は近年かなり注目されつつあります。やはりここでもデータサイエンスの技術活用が重要で,統計学が基本となります。

本学に入学された皆様には,ぜひ,しっかり学んでいただきたいと願っています。修得したスキルを活かしながら情報活用を念頭に置いてビジネスを展開し,大いに活躍されることを期待しています。